どうも福永( @kyosai365)です。
今回は「勉強(対策)はいつからはじめるべきか」をテーマに話していきます。
この記事を読むことで「勉強を始めるタイミング」や「期間ごとのスケジューリング」がわかります。
ぶっちゃけると、いつから初めても受かる人は受かるし、落ちる人は落ちる!
期間なんて気にせず、やれることをやろうぜ!が答えになってしまいます。
悩む人
結論からいうと、余裕を持って試験日の1年前から始めましょう!
大学生なら前期試験が終わった後、講師なら夏休みに入ったくらいですね。
理由は簡単でして、対策内容が多いからです。
とはいえ、学校や仕事が忙しくて準備できないこともありますよね。
なので、どの時期から初めても大丈夫なようにモデルスケジュールをまとめています。
福永
読み終えたらすぐに行動しましょう!
関連記事:【学年別】教員採用試験 大学生の勉強法|早期対策は無駄です。
タップできる「もくじ」
教員採用試験の勉強は、いつから始めるべきか【1年前が目安】
結論からいえば、試験日の1年前を目安に考えましょう!
なぜなら、対策する内容が多いからです。
例えば、東京都の試験内容がこちら。
- 教職教養
- 専門試験
- 集団面接
- 個人面接
- 論文試験
- 実技試験
めっちゃ、ありますよね!
大学受験みたいに筆記だけに時間を使えるわけじゃないです。
余裕を持って準備をはじめましょう。
筆記対策だけで700時間は必要
対策で1番時間が必要なのが「筆記試験」です。
合格にはどのくらいの勉強時間が必要だと思いますか?
合格者にアンケートを取ったところ、平均は700時間でした。
1日2時間の勉強を、1年間続ければ達成できる目標ですね。
福永
基本的に落ちる人の方が多い試験なので、周りと同じように対策をしても効果がありません。
勉強時間+「効率性」を意識するようにしましょう。
勉強時間を増やすより、効率性を意識せよ
[say img="https://schoolsict.net/wp-content/uploads/2020/12/she.png" name="悩む人"]700時間も必要なの?試験日まで3ヶ月くらいしかない・・・でも勉強量を増やせばなんとかなるかも!確かに1日の勉強量を増やせば、半年や3か月でも700時間は達成できます。
期間 | 1日の勉強時間 | 日数 |
---|---|---|
1年間 | 2 | 350 |
6か月 | 4 | 180 |
3か月 | 8 | 90 |
1日8時間勉強すれば、短期間でも合格平均時間に達することは可能。
だけど他の人も試験が近づくにつれて勉強量は増やしますよ。
早めに始めた人と差をつけるには「効率性」を求めるしかありません。
過去問分析で出題範囲を絞る
過去問を使って出題範囲を知りましょう。
そうすれば、点数を取るために必要な部分をピンポイントで知ることができますよ。
筆記試験のほかにも対策することはあるので、余裕を持って準備したいですね。
詳しくは「【初学者向け】教員採用試験 勉強方法を徹底解説!」で解説しています。
面接対策の重要性を理解しよう
短期間で合格したいなら、面接対策に力を入れた方がいいです。
理由は簡単でして、面接試験重視だからです。
筆記試験のボーダーは自治体や校種にもよりますが、70点あれば十分合格できるライン。
面接の評価が良ければ筆記は低くてもOK
- 筆記:50点、面接A評価
- 筆記:80点、面接D評価
どちらが合格すると思いますか?
正解は、「前者」です。
仮に筆記試験で満点を取れても、面接の評価がゴミだと不合格になるんですね。
勉強をはやく始めることで、多くの範囲を勉強することはできます。
でも、面接で評価を取れないと、最終合格はできませんよ。
バランスよく対策をしましょう!
詳しくは「【対策】教員採用試験 個人面接を攻略する簡単3ステップ」を参考にどうぞ。
【期間別】教員採用試験 合格へのスケジュール
試験期間がないから、焦って勉強するのは不合格パターンです。
本番まで1年や半年を切っていたとしても、戦略を立てて勉強することで十分合格を勝ち取ることは可能です。
闇雲に勉強せず、落ち着いて戦略を立てることが重要!
では、その戦略について「1年計画」「6か月計画」「3か月計画」の3タイプに分けて解説していきます。
今の状況に応じて参考にしてください。
ケース①:1年計画
大学生でいえば、夏休みに入るあたりから勉強をはじめるパターンです。
試験まで余裕をもって勉強したい人向けの戦略になります。
初めに書いた通り、主要科目(専門教養と出題の多い科目、教育原理や教育法規など)の攻略に時間を使います。
多くの時間を主要科目に使うことができるので、高得点も期待できますよ。
- 過去問分析:受験先の過去問を5年分見る。大雑把な出題傾向を把握。
- 専門教養:問題集を使って、基礎知識をインプット。
- 教職教養:「らくらくマスター」を通読
- 専門教養:他の問題集を使って、さらにインプット&アウトプット
- 教職教養:「過去問224」に着手、「らくらくマスター」の部分読み
- 一般教養:数学や理科など理解が必要な科目に着手
- 論文:書き方を覚える
- 面接:自己分析をはじめる
- 専門教養:全国の過去問に着手
- 教職教養:全国の過去問に着手
- 一般教養:コスパのいい科目で底上げ
- 論文:書いて、添削を受ける
- 面接:面接リストをもとに自分なりの答えを用意する
- 筆記:全国の過去問をまわす
- 論文:添削を受ける
- 面接:印象面を気にしつつ、実践練習をこなす
というような戦略でいきましょう。
ポイントは「主要科目」を早めに対策することで、複数の教材を使って強化できる点。また復習を多く出来るので確実に思い出せるようになる点。
また、教育時事や面接対策に時間をかけることができるので、直前期になって慌てる心配がありません。
とくに面接試験は配点が高く、重要視される試験なので、できるだけ早めに手を打っておくことが合格への近道です。
当然、時間配分も模試を利用して確認しておきましょう。
なお、ここで紹介した参考書は「【2022年度版】教員採用試験 おすすめの参考書【教職・一般・専門】」で解説しています。
ケース②:6ヶ月計画
残り期間が短いので心配になるかもしれませんが、不安に思う必要はありません。
十分合格までもっていくことは可能です。
大学生は1月末~2月中旬にかけて大学の試験があるはずです。
年明けから勉強→大学のテストで勉強しない→勉強というのが1番マズい。
勉強は主要科目をいかに集中して終わらせられるかどうかがポイントとなるので、確認しましょう。
- 専門教養:問題集をどんどん回す
- 教養試験:過去問を分析して主要科目の選定、「らくらくマスター」を使って、頻出分野の通読
- 論文:書き方を覚えて、書いてみる
- 面接:自己分析を行い、答練をおこなう
- 全般:全国の過去問に着手、ミスった問題を周辺知識も含めて通読。
- 論文:添削指導を受ける、
- 面接:面接官を置いて練習、印象をよくするトレーニング
- やってきたことの総復習
まずは時間を使っていいので、過去問を分析します。
頻出と判断した科目や分野を絞ることで負担を減らすためです。
すべてを勉強していては間に合わないので、出ない科目や勉強しても厳しい分野は思い切って捨てるようにしよう。
一般教養は兵庫県や長野県など出題の70%以上を占める自治体を除き、優先順位は低めです。
一般教養にこだわっても合格は遠のくだけです。
なお、ここで紹介した参考書は「【2022年度版】教員採用試験 おすすめの参考書【教職・一般・専門】」で解説しています。
ケース③:3か月計画
残り3か月でも教採の特徴を知っておけば十分合格できます。
ただし対策に全力投球が必要。
ここでも主要科目を早めに終わらせることと、面接対策に全力を出すことがポイントです。
出題数が1問の科目は当然、捨てる。
理解が難しい科目も、覚えやすい分野に絞ってインプットしていくといった割り切りが必要。
短期間で合格を目指すには、確率論を意識して勉強することが重要です。
出るか出ないか分からない科目は最初からやらないマインドを持つことを意識してください。
また参考書を読んでいる暇はないので、ひたすら過去問を解いていくことでインプット&アウトプットをしていきます。
福永
そして決めた1冊をひたすら回すことに集中してください。
あれもこれもやっている暇はありませんし、知識が中途半端になります。
ここで紹介した参考書は「【2022年度版】教員採用試験 おすすめの参考書【教職・一般・専門】」で解説しています。
まとめ:教員採用試験はいつから勉強すべきか
「教員採用試験の勉強をいつからやるのか」をまとめていました。
目安は「1年前」です。
勉強量によって、期間は変わりますが、余裕をもって試験に臨みましょう!