教員を目指している人
勉強するうえで、「何から」手をつけるのかは重要です。
手順を間違えてしまうと、「時間をかけたわりに、まったく点数がとれない」という状況に陥ってしまうことがありますよ。
そこで、この記事では「何から勉強すればいいか」をテーマに解説していきます!
福永
この記事で解説する内容を読むことで、無駄な勉強をせずに、しかも挫折しない勉強をすることができるはずです。

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教員採用試験を攻略!何からすべきか解説!
勉強の初期段階は要約本(薄い本)を使って勉強しましょう。
なぜなら、分厚い参考書を使って勉強すれば、途中で挫折する可能性が高いからです。
- 要約本:100ページ
- 参考書:300ページ
参考書は負担が多いですよね。
いきなり勉強するにはヘビーすぎます。
ですので、勉強のはじめは確実に読み進めることができる要約本(薄い本)から取り掛かるようにしましょう。
福永
やるべきことは、意外と少ない
「パレートの法則」を知っていますか?
イタリアの経済学者ヴィルフレド・パレートが発見した法則で全体的に重要な個所は2割しかないというもの。
100ページのうち、試験に出るところが20ページ、残りは必要ない。
ですが、実際に勉強をすると、不安からか全ページを勉強しようとする受験者ばかりです。
これでは時間がたくさんあっても終わりません。
まずは、傾向を把握して、重要な20%を押さえることに意識を集中してください。
不合格になる人ほど分厚く覚えにくい参考書を使って勉強しようとします。
これだと「どこが重要なのか」分からないまま無駄な勉強をしてしまうため、結果的に受からないのです。
まずは要約本(薄い本)で軽く全体像をつかみ、あとから肉付けしていくことが大切。
合格者の体験談は鵜呑みにしてはいけない
予備校などのパンフレットに掲載されている合格者体験談は参考になるので目を通しておきましょう。
実際に試験を体験した人の情報(科目の優先順位や学習計画など)は役に立ちますし、合格に向けて「何をすればいいのか」という方向性を知ることができます。
合格体験談はゲームでいうところの攻略本みたいなもので、攻略本のあるなしではクリアにかかる時間は変わってきますよね。
しかし、完全に鵜呑みにしてはいけません。
なぜなら、「学力」や「今までの境遇」などが違うからです。
例えば、サッカー未経験者がクリスティアーノ・ロナウドのトレーニングを真似してサッカー選手になれるでしょうか。
なれませんよね。
参考にはなると思いますが、効果はゼロです。
あくまで体験記は参考程度に見ておきましょう。
教員採用試験を攻略!どうやってすべきか解説!
それでは、どうすれば効果的に知識をインプットできるかを解説していきます。
まずは人間の記憶力はそんなに優れていません。普通に勉強していたら最初の部分は忘れいてるはず。
それだと勉強した意味がないし、時間の無駄ですよね。
そこで、記憶の定着率を上げるために、次のような勉強法をおすすめします。
1日目 | 教育原理の問1~問10 |
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2日目 | 教育原理の問1~問10をざっとやってから、問11~20を勉強 |
3日目 | 教育原理の問1~問20をざっとやってから、問21~問30を勉強 |
4日目 | 教育原理の問11~問30をざっとやってから、問31~問40を勉強 |
つまり、その日にやった勉強は最低でも3日連続で勉強するってことです。
別に3日連続でなくてもいいですが、ここでいいたいことは、「間を空けずに復習する」ことがポイント!
暗記できない人は「1冊全部やり終えてからひたすら繰り返す」という勉強をしています。これでは一向に覚えることはできません。
周りにいませんでしたか?「問題集を5周した」などという人。何周しても的を得ていない勉強法では、効果がないのです。
覚えたことは1日で80%忘れる
「エビングハウスの忘却曲線」というものを知っていますか。
記憶(暗記)の話をするさいに必ず持ち出される有名な説です。
このエビングハウスの忘却曲線は、覚えた知識は20分後には半分に、1日終わったら20%ほどしか記憶に残っていないというものです。
つまり、覚えた知識は直後に復習しなかったら、ほとんどすべてを忘れてしまうということ。
これを知らずに勉強すれば意味がないので覚えておきましょう。
最後は一気に復習する
先ほどのやり方で勉強を終えたら、今度は一気に総復習することが大切です。
できるだけ早くやりきることが重要なので、目安は1日!
記憶を定着させるには、何度も繰り返すことでしか覚えられません。
例えば音楽。
何度もリピートしているうちに歌詞を覚えていませんか。
気づいたら勝手に口ずさんでいますよね。
勉強も同じです。同じことを繰り返すことで自然と知識が定着していくのです。
選択肢を覚えても意味がない
勉強をこなしていくと、「選択肢を覚えているから勉強しても意味がない」って状況になります。
そういった場合は間違っている選択肢は「なぜ違うのか」を意識しながら読んだり、空欄補充の場合は選択肢を使わずに解いたりするようにしましょう。
まとめ:何からやるべきか
本記事では、何から勉強するのかに着目して、解説してきました!
もう一度、復習しましょう!
- 薄い本から勉強する
- パレートの法則を認知
- 体験記は参考程度
試験は長期戦です。
挑む人は多いけど、60〜70%はドロップアウトしますよ。
挫折しないには、方法を見直すしかありません。