どうも福永( @kyosai365)です。
今回は、福岡県の教職教養試験をテーマに話していきます。
悩む人
このような悩みを解決できる記事を書きました。
結論からいうと、過去の出題傾向を知ることがポイントです。
なぜなら、科目によって「出題数や頻出分野」が違うから。
教養試験で出題されやすい部分は決まっているため、そこを知れば短期間でも合格点は取れますよ!
本記事を読むことで、短期間でやるべき科目や分野を知ることができます。
なお、ノウハウ(データなど)の解説です。勉強の仕方(覚え方など)が知りたい人は「【初学者向け】教員採用試験 勉強方法を徹底解説!」をご覧ください。
福永
それでは、さっそく見ていきましょう。
関連記事:【合格率35%】福岡県教員採用試験 倍率の推移|対策ロードマップ
タップできる「もくじ」
福岡県教員採用試験 教職教養の傾向
教職教養試験は一次選考で実施されます。
「教職科目」と「一般教養」で構成され合計25問。
特徴は「教職科目比重型」です(全体の64%)。
試験科目
分野 | 科目 | 主な内容 |
---|---|---|
教 職 科 目 |
教育原理 | ・学習指導要領 ・生徒指導 |
教育法規 | ・学校教育法 ・教育基本法 |
|
教育心理 | ・人体と適応 | |
教育時事 | ・キャリア教育 ・情報教育 |
|
一 般 教 養 |
人文科学 | ・国語 ・英語 |
社会科学 | ・政治 ・経済 |
|
自然科学 | ・数学 ・理科 |
見てのとおり試験科目が多いです。
勉強する科目を決めて勉強しましょう!
出題形式
- 試験時間:50分
- 問題数:30問
- 解答数:25問
問1~20はすべて必須で、残り5問は校種により異なります。
5つの選択肢から1つを選んで解答する「択一式」です。
合格点(ボーダーライン)
目標は6割(15/25問)です!
配点が高い専門教養で点数(7割)を取ることが第一目標です。
専門で7割を取れれば、教養は5~6割で合格できています。
ですので、教養試験は効率よく勉強しましょう!
福岡県教員採用試験 教職教養の過去問
過去問を分析すれば、出題傾向が分かります。
それにより、無駄に時間を使わなくてよくなりますよ。
例えば、国語を勉強するなら「四字熟語」だけ勉強しましょう!
なぜなら、最近のトレンドだからです。
過去の出題範囲をまとめたデータがこちら。
見てのとおり、6年連続で「四字熟語」から出ていますね。
傾向を知らずに「漢字の読み・書き」など勉強しても時間の無駄です。
このような出題分析データを「福岡県教員採用試験 教職教養マニュアル」で公開しています。
併せてご覧ください。
2020年(令和3年度)
2019年(令和2年度)
福岡県教員採用試験 教職教養の対策法
短期間で合格点(6割)を取るには、次の2つを理解する必要があります。
- 勉強する科目
- 頻出事項
要は「何を、どこを」勉強すれば無駄なく点が取れるのかさえ分かればOKなんですね。
ここを解説します。
勉強する科目の決定
出題数の多い科目から勉強しましょう!
過去3年分の出題数をまとめています。
科目 | 2020 | 2019 | 2018 |
---|---|---|---|
教育原理 | 16 | 14 | 14 |
教育法規 | 2 | 2 | 3 |
教育心理 | 1 | 1 | 1 |
教育時事 | 2 | 4 | 3 |
国語 | 2 | 2 | 2 |
英語 | 1 | 1 | 1 |
政治 | 2 | 1 | 2 |
経済 | 1 | 2 | 1 |
環境 | 1 | 1 | 1 |
数学 | 1 | 1 | 1 |
物理 | 1 | ||
地学 | 1 | 1 |
教育原理の出題が圧倒的ですね。
優先して攻略しましょう!
頻出事項は決まっている
悩む人
結論をいうと、全部をしなくてOKです。
なぜなら、頻出事項は決まっているからです。
過去問の部分で「出題傾向の把握」が重要だと話しましたね。覚えていますか?
教育原理の出題傾向がこちらです。
※◎=複数出題、◉=単独出題
学習指導要領
選択科目として必ず出題があります。
- 小中養栄=小(中)学校学習指導要領
- 高校=高等学校学習指導要領
「総則+道徳+特別活動」から1~2問ほど出ていますよ!
生徒指導
- 生徒指導提要
- いじめに関する法令や答申
- 不登校に関する答申
これらを中心に押さえておきましょう!
人権・同和教育
「人権教育指導法等の在り方について」をメインに押さえておきましょう。
特別支援教育
障害者に関する法令や答申から出題があります。
とくに基本法令(障害者基本法や障害者に関する権利条約など)は押さえておきましょう。
全部を勉強するのは現実的ではありません。
どの科目も同じように頻出事項があるため、そこを踏まえた対策が必要です。
全科目の出題データを「福岡県教員採用試験 教職教養マニュアル」で公開しています。
上手く活用してください!
テキスト選び
勉強することが分かったら、次にテキストを選んでいきましょう。
- 参考書
- 問題集
- 過去問題集
実はこれだけ種類があります。
そして、それぞれ用途があるので、使い分けることがポイントです。
「【2022年度版】教員採用試験 おすすめの参考書【教職・一般・専門】」で使えるテキストを紹介しています。
テキスト選びに悩んでいる人は参考になるかと。
福岡県教員採用試験 教職教養まとめ
本記事では、福岡県教員採用試験の教職教養をまとめていました。
勉強をはじめるにあたって、必要な情報は2つ。
- 科目ごとの出題数
- 頻出分野
これを知ることがポイントです。
そのためには、過去問を最初に使って、傾向を分析すること。
この作業をしないと、効率よく勉強はできません。
短い期間でもやりようはいくらでもあります。
時間をみつけて対策をしていきましょう!