教員を目指している人
このような悩みを解決できる記事を書きました。
今回は、福岡県の教職教養試験をテーマに話していきます。
福永
結論からいうと、過去の出題傾向を知ることがポイントです。
なぜなら、科目によって「出題数や頻出分野」が違うから。
闇雲に勉強していては、対策することの多い教員採用試験を乗り切ることはできませんよ。
本記事を読むことで、勉強の苦手な人は「何から勉強すれば点数が取れるのか」を知ることができます。
それでは、さっそく見ていきましょう。
※すぐに出題範囲が分かるという近道
過去の出題範囲を、初めて勉強する人が1人で分類するのは正直シンドいです。代わりに僕がまとめたデータを使って傾向を理解するのもありですね。
過去の出題範囲はこちら。
タップできる「もくじ」
福岡県教員採用試験 教職教養の傾向
- 試験科目
- 出題形式
- 合格点(ボーダー)
知っておく知識をまとめています。
傾向①:試験科目
- 教職科目
- 一般科目
福岡県では、この2種類から出題がありますよ。
それぞれの内訳は次のとおり。
教職科目
- 教育原理
- 教育法規
- 教育心理
- 教育時事
この4科目から出題があります。
教員として必要な知識のことで、出題の80%を占めています。
科目の特徴を知りたい方は「【まとめ】教員採用試験 教職教養を対策せよ|特徴や勉強方法を解説!」をどうぞ。
一般科目
- 人文科学
- 社会科学
- 自然科学
主に中学~高校までに勉強した科目から出題があります。
1科目あたりの出題数は少ないです。
しかし、試験科目は多いため闇雲に対策することは危険。
科目の特徴を知りたい方は「【勉強法】教員採用試験 一般教養を攻略する簡単5ステップ」をどうぞ。
傾向②:出題形式
- 試験時間:50分
- 問題数:30問
問1~20は全校種共通で回答します。
その後は、受験校種ごとに問題が異なっており、合計25問に解答。
全問マークシート(OCR)形式で、選択肢は5つほど。
傾向③:合格点(ボーダーライン)
合格点は公表されていません。
受験者から教えてもらったデータをまとめると、次のとおり。
- 教職教養:50%~60%
- 専門試験:70%~
このあたりの点数を取れていると、通過している傾向にありますよ。
60点を目標として勉強をしましょう。
福岡県教員採用試験 教職教養の過去問
過去問は、勉強の初期段階で使いましょう!
教員を目指している人
結論からいうと、超ありますよ!
- 出題傾向
- 出題形式
これらを確認する必要があるからです。
ずっと、過去問を使って勉強している人もいますが、効率が悪いのでおすすめはしませんよ。
傾向を把握したら、点が取れる勉強に切り替える必要があります。
過去の出題例を公開しています。
- 2020年(令和3年度)
- 2019年(令和2年度)
出題形式を確認しておきましょう!
2020年(令和3年度)
2019年(令和2年度)
なお、過去6年分の出題範囲を「【過去問】福岡県教員採用試験 教職教養の出題範囲を徹底解説」でまとめています。
一人で過去問分析をするより、簡単に傾向を把握できますよ。
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福岡県教員採用試験 教職教養の対策法
勉強を始めるにあたって、次の2つを把握しましょう!
- 科目ごとの出題数
- 頻出分野
「これを知ること=勉強すべき科目の決定」になりますよ。
特別に公開していきます!
対策①:科目ごとの出題数一覧
過去3年分の科目別出題数を一覧にしています。
ポイントは、次の4つ。
- 出題数が多く、苦手
- 出題数が多く、得意
- 出題数が少なく、得意
- 出題数が少なく、苦手
まずは、この4つをもとに、どの科目から勉強するのか決めていきましょう!
科目 | 2020 | 2019 | 2018 |
---|---|---|---|
教育原理 | 16 | 15 | 13 |
教育法規 | 5 | 4 | 6 |
教育心理 | 1 | 1 | 1 |
教育時事 | 2 | 4 | 4 |
国語 | 2 | 2 | 2 |
英語 | 1 | 1 | 1 |
政治 | 1 | 1 | |
経済 | 1 | ||
数学 | 1 | 1 | 1 |
物理 | 1 | ||
化学 | |||
地学 | 1 | 1 |
なお、④は捨て科目ってことです!
なお、僕ならこんな感じに分類します。
注意としては、④に科目を入れすぎないこと。
入れすぎると、目標点数がどんどん下がってしまうからです。
捨て科目を除いて8割くらいが目安です。
対策②:頻出分野
頻出分野を知って、無駄な勉強を省きましょう。
例えば、さっきの科目分類で、英語を捨て科目に入れました。
しかし、英語は出る分野が特定できるため、実は勉強のし甲斐があるんですね。
具体的な根拠がこちら。
これは過去6年間(2020年~2015年)の出題範囲を一覧にしたデータです。
見てのとおり、英語は「会話文」から100%出ていますよね。
独特な言い回しや表現を知っておくだけでも点数が取れます。
なので、嫌いだから捨てるよりも、勉強したほうが1点を取れますよ。
逆に得意科目でも、出題範囲が膨大だと非効率になることも。
なので、科目ごとの頻出分野を知っておくことで、無駄な勉強を省くことが可能となります。
なお、出題されている全科目の出題範囲を「【過去問】福岡県教員採用試験 教職教養の出題範囲を徹底解説」でまとめています。
出題範囲を知る近道なので、有効利用してくださいね。
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対策③:テキスト選び
勉強することが分かったら、次にテキストを選んでいきましょう。
- 参考書
- 問題集
- 過去問題集
実はこれだけ種類があります。
そして、それぞれ用途があるので、使い分けることがポイントです。
「【キャリア11年目の僕が選ぶ】教員採用試験 おすすめの参考書3選」で使えるテキストを紹介しています。
テキスト選びに悩んでいる人は参考になるかと。
対策④:記憶に残る覚え方
教員を目指している人
ある程度、勉強をしていくと、こういった状況に陥ることはよくあります。
その場合、記憶に残る勉強をしていない可能性がありますよ。
試験の多くは暗記なので、間違った勉強をしていたら、いつまでも点数をあげることはできません。
詳しくは「【勉強法】教員採用試験 覚え方を解説|復習が重要です!」で解説しています。
福岡県教員採用試験 教職教養まとめ
本記事では、福岡県教員採用試験の教職教養をまとめていました。
勉強をはじめるにあたって、必要な情報は2つ。
- 科目ごとの出題数
- 頻出分野
これを知ることがポイントです。
そのためには、過去問を最初に使って、傾向を分析すること。
この作業をしないと、効率よく勉強はできません。
なお、「【過去問】福岡県教員採用試験 教職教養の出題範囲を徹底解説」で過去6年分の出題範囲を公開しています。
こういったデータを使うことは、勉強をはじめる上で近道になりますよ。
上手く活用して、対策に時間のかかる教職教養を攻略していきましょう!
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