【教員採用の倍率】福岡市と福岡県はどっちが簡単?傾向と対策を解説

悩む人

福岡市に住んでいます。将来は先生になりたいのですが、福岡県と迷っています。教員採用試験は福岡市と福岡県の両方を受けることができますか?また、倍率なども知りたいです。

福岡市と福岡県で悩む受験者は多いですが、両方を受験することはできません。

なぜなら、試験日が同じだからです

 

福永

この記事を書いている僕は、大学などで教採指導歴12年目。月間平均アクセス数15万の総合サイト「教採ギルド」の運営をしています。

 

今回は福岡市教員採用試験を目指す方向けに倍率や試験傾向などを解説していきます。

この記事を読めば、福岡市の難易度から合格するために必要な対策まで知ることができますよ

なお、福岡県の教員を目指す場合は、下記記事を参考にしてください。

関連記事【難易度は教科次第】福岡県教員採用試験 倍率の推移を解説!【最新~過去】

福岡市教員採用試験とは|受験資格や合格までの流れを解説!

福岡市教員採用試験 倍率

教員採用試験は、公立学校の正規教員を選出するための試験です。

試験は都道府県・政令市ごとに実施されていて福岡県の場合、

  • 福岡市教育委員会
  • 福岡県教育委員会
  • 北九州市教育委員会

の3自治体で行われています。

自治体によって管轄(勤務地)が決まっているので、どこで先生をやりたいのか考えて出願するようにしましょう。

試験日は3つとも同じなので、全部を受けることができません。

 

福永

基本的に福岡市(北九州市)なら福岡市内(北九州市内)の学校、それ以外は福岡県だと思えばOK

年齢制限は49歳まで

令和4年度の年齢要件は昭和49年4月2日~に生まれた人となっています。

全自治体の7割は59歳まで受験できるので、少し制限はきついですね。

なお、特別選考の場合は59歳(昭和37年以降に生まれた人)まで受験できます。

試験日程

例年、下記のスケジュールで、選考があります。

  • 4月~5月:実施要項の配布・出願
  • 7月:一次試験
  • 8月:二次試験
  • 10月:最終合格

令和4年度(2022年度)の詳細は、次のとおり。

流れ 日程
受付期間 令和3年4月19日~5月21日
一次試験 令和3年7月11日
合格発表 7月下旬
二次試験 令和3年8月5日~25の間で指定された日
最終合格 10月中旬

 

福岡県や北九州市は日程が同じだけど、他の地域であれば一緒に受験できますよ!

全国の試験日を下記記事でまとめているので、参考にしてください。

【福岡市教員採用試験】倍率の推移を教科別に解説!【過去の結果まで】

福岡市教員採用試験 採用数

 

令和3年度(2021年度)の最終倍率は2.3倍で、前年度(3.7倍)から減少しました。

この結果は過去10年間で1番の低さだったんですね。

 

福永

全国でも3番目に倍率が低い自治体としてランクインしていますよ!

 

校種別に見ると、

  • 小学校:1.9倍
  • 中学校2.8倍
  • 高等学校:5.9倍
  • 特別支援学校:1.7倍
  • 養護教諭:6.4倍
  • 栄養教諭:14.0倍

となっています。

倍率はさがっていますが、簡単に合格することはできません。

後述している、試験内容や傾向を把握して対策することが大切です。

科目ごとの詳細は次のとおり。

令和3年度(2021年度)の実施結果

小学校 / 養護教諭 / 栄養教諭

校種 受験者 合格者 倍率
小学校 591 319 1.9
養護教諭 89 14 6.4
栄養教諭 28 2 14.0

中学校

校種 受験者 合格者 倍率
国語 62 34 1.8
社会 91 27 3.4
数学 71 24 3.0
理科 54 22 2.5
音楽 18 3 6.0
美術 12 6 2.0
保健体育 94 34 2.8
技術 6 3 2.0
家庭 8 3 2.7
英語 70 20 3.5

高等学校

校種 受験者 合格者 倍率
国語 6 3 2.0
地理 16 1 16.0
英語 12 2 6.0
商業 7 1 7.0

特別支援学校

校種 受験者 合格者 倍率
小学部 49 33 1.5
国語 4 1 4.0
社会 19 11 1.7
数学 11 8 1.4
理科 7 5 1.4
音楽 3 1 3.0
美術 6 2 3.0
保健体育 12 6 2.0
技術 1 0
家庭 1 0
英語 10 6 1.7

令和2・平成32年度(2020年度)の実施結果

小学校 / 養護教諭 / 栄養教諭

校種 受験者 合格者 倍率
小学校 595 185 3.2
養護教諭 82 6 13.7
栄養教諭 47 13 3.6

中学校

校種 受験者 合格者 倍率
国語 57 15 3.8
社会 121 27 4.5
数学 80 5 16.0
理科 51 6 8.5
音楽 33 15 2.2
美術 14 3 4.7
保健体育 100 14 7.1
技術 6 4 1.5
家庭 11 5 2.2
英語 80 23 3.5

高等学校

校種 受験者 合格者 倍率
世界史 13 2 6.5

特別支援学校

校種 受験者 合格者 倍率
小学部 57 23 2.5
国語 7 4 1.8
社会 25 11 2.3
数学 6 4 1.5
理科 6 1 6.0
音楽 5 3 1.7
美術 3 0
保健体育 13 5 2.6
技術 1 0
家庭 2 2 1.0
英語 8 4 2.0

平成31年度(2019年度)の実施結果

小学校 / 養護教諭 / 栄養教諭

校種 受験者 合格者 倍率
小学校 693 152 4.6
養護教諭 102 3 34.0
栄養教諭 43 9 4.8

中学校

校種 受験者 合格者 倍率
国語 62 4 15.5
社会 141 7 20.1
数学 120 5 24.0
理科 74 6 12.3
音楽 35 4 8.8
美術 19 4 4.8
保健体育 147 8 18.4
技術 11 2 5.5
家庭 12 1 12.0
英語 85 13 6.5

高等学校

校種 受験者 合格者 倍率
国語 8 1 8.0
世界史 13 0
数学 20 2 10.0
英語 23 3 7.7

特別支援学校

校種 受験者 合格者 倍率
小学部 93 31 3.0
国語 7 3 2.3
社会 40 17 2.4
数学 6 3 2.0
理科 5 2 2.5
音楽 4 2 2.0
美術 3 1 3.0
保健体育 19 5 3.8
技術 1 0
家庭 3 0
英語 10 3 3.3

平成30年度(2018年度)の実施結果

小学校 / 養護教諭 / 栄養教諭

校種 受験者 合格者 倍率
小学校 1,308 504 2.6
養護教諭 237 40 5.9
栄養教諭 100 11 9.1

中学校

校種 受験者 合格者 倍率
国語 112 42 2.7
社会 268 29 9.2
数学 261 33 7.9
理科 158 35 4.5
音楽 54 8 6.8
美術 28 18 1.6
保健体育 227 39 5.8
技術 22 12 1.8
家庭 28 15 1.9
英語 142 29 4.9

高等学校

校種 受験者 合格者 倍率
工業 12 2 6.0
英語 18 5 3.6

特別支援学校

校種 受験者 合格者 倍率
小学部 97 53 1.8
国語 5 3 1.7
社会 35 17 2.1
数学 4 4 1.0
理科 0 0
音楽 5 2 2.5
美術 5 4 1.3
保健体育 23 12 1.9
技術 1 0
家庭 1 0
英語 3 2 1.5

平成29年度(2017年度)の実施結果

小学校 / 養護教諭 / 栄養教諭

校種 受験者 合格者 倍率
小学校 1,144 276 4.1
養護教諭 68 21 3.2
栄養教諭 23 4 5.8

中学校

校種 受験者 合格者 倍率
国語 112 26 4.3
社会 196 17 11.5
数学 187 16 11.7
理科 121 21 5.8
音楽 45 3 15.0
美術 20 5 4.0
保健体育 174 23 7.6
技術 8 2 4
家庭 28 6 4.7
英語 120 20 6.0

高等学校

校種 受験者 合格者 倍率
国語 23 4 5.8
公民 11 1 11.0
生物 9 1 9.0
英語 10 2 5.0

特別支援学校

校種 受験者 合格者 倍率
小学部 85 28 3.0
国語 7 3 2.3
社会 47 12 3.9
数学 3 2 1.5
理科 3 2 1.5
音楽 7 1 7.0
美術 4 0
保健体育 22 7 3.1
技術 1 0
家庭 1 0
英語 6 2 3.0

平成28年度(2016年度)の実施結果

小学校 / 養護教諭 / 栄養教諭

校種 受験者 合格者 倍率
小学校 678 184 3.7
養護教諭 99 9 11.0
栄養教諭 29 3 9.7

中学校

校種 受験者 合格者 倍率
国語 79 5 15.8
社会 125 9 13.9
数学 106 9 11.8
理科 84 15 5.6
音楽 35 2 17.5
美術 20 3 6.7
保健体育 118 18 6.6
技術 5 2 2.5
家庭 14 4 3.5
英語 103 14 7.4

高等学校

校種 受験者 合格者 倍率
公民 12 2 6.0
物理 7 1 7.0
機械 8 1 8.0
建築 7 1 7.0

特別支援学校

校種 受験者 合格者 倍率
小学部 66 18 3.7
国語 6 1 6.0
社会 44 8 5.5
数学 5 1 5.0
理科 2 0
音楽 7 2 3.5
美術 8 3 2.7
保健体育 17 2 8.5
技術 1 0
家庭 0 0
英語 7 0

 

全自治体の倍率を知りたい場合は、下記記事をご覧ください。

【福岡市教員採用】試験内容と傾向を解説!

福岡市教員採用試験 内容

主な試験内容は次のとおり。
※一般選考が対象。
※令和4年度の内容。

試験 内容
一次試験 教養試験
専門教科
二次試験 模擬授業
面接試験
実技試験

傾向を解説していきます。

内容①:教養試験

教職教養分野と一般教養分野から構成される試験です。

  • 教職教養:教育原理や法規などの、教職員として知っておくべき知識や法令を問う科目。
  • 一般教養:高校までに学んだ、国数理社英の知識を問う科目。

出題は、すべて択一式(マークシート)で、5つの選択肢から解答します。

試験科目も出題範囲も膨大なので、傾向を把握して勉強することが大切です。

なお、過去問や出題傾向が知りたい場合は、下記記事を参考にしてください。

内容②:専門試験

志望する教科の専門的知識についての試験です。

どの教科も、高校までの標準的な知識を問う出題が中心で、難問は多くないです。

また、教科によっては(小学校や保体など)、学習指導要領からの出題もありますよ。

「目標」や「各学年の目標及び内容」には、目を通しておきましょう。

出題は、すべて※択一式(マークシート)で、5つの選択肢から解答します。
※一部、記述の場合あり。

なお、勉強の進め方を知りたい場合は、下記記事を参考にしてください。

内容③:模擬授業

学習指導案に関する模擬授業(授業の一部)は、教室で実施します。

30~40人程度の児童生徒がいる想定での実施となります。

※特別支援学校教諭については、4~6人の児童生徒がいる想定での実施となります。

流れなどの傾向を知りたい場合は、下記記事を参考にしてください。

内容④:面接試験

自己PR志望動機などに関する質疑応答を通して、

  • 教員としての資質
  • コミュニケーション能力
  • 責任感や使命感

などを、評価します。

内容は、個人面接

過去に聞かれた内容などを知りたい場合は、下記記事を参考にしてください。

内容⑤:実技試験

指導する教科について、実技力を評価する試験です。

実施がある教科は、

  • 小学校
  • 理科
  • 音楽
  • 美術
  • 保健体育
  • 技術
  • 家庭
  • 英語
  • 高校の科目

です。

参考までに、昨年度の内容をまとめています。
※小学校は、令和4年度の内容。

教科 内容
小学校 ①音楽:「ふるさと」をピアノ演奏しながら歌う
②英語:ネイティブスピーカーと英会話
理科 ガスバーナーと試薬を使った実験
音楽 ①ピアノ:課題曲「花の街」の1,2番を伴奏しながら歌う
②楽器:箏を「平調子」に調弦し、「さくらさくら」の前奏4小節を創作、最後まで演奏する。
美術 人物画(顔)を30分で表現。
保健体育 陸上競技球技器械運動ダンス武道の5種目
技術 電気機器の製作と点検
家庭 布を使った、小物づくり。
英語 英語での質疑応答、文字起こし
国語 入試問題を使った回答・解説
地歴 入試問題を使った回答・解説
英語 英語での質疑応答、文字起こし
商業 表計算ソフトを使った情報処理

【福岡市教員採用試験】受かる方法は早期対策をすることです。

福岡市教員採用試験 日程

倍率は最低を記録しました。全国でも3番目の低さです。

採用数も増加しているため、合格するチャンス到来と言えるでしょう。

しかし、試験内容は幅広いため対策は必須

はやめに準備することで余裕を持って試験に望むことができますよ!がんばりましょう。

僕のサイトでは、福岡市教員採用試験の合格に有益な情報を多数掲載しています。

時間があるときに見てみてくださいね。

今回は以上です。