どうも福永( @kyosai365)です。
福永
今回は、「岐阜県教員採用試験の教職教養」をテーマに話をしていきます。
結論からいうと、教職教養の勉強に時間をかけると落ちますよ。
その理由や、効果的な対策方法などをまとめています。
勉強が苦手な人は参考になると思います。
さっそく、見ていきましょう!
関連記事:岐阜県教員採用試験 倍率2倍切り目前!?合格ロードマップ
タップできる「もくじ」
岐阜県教員採用試験 教職教養の間違った勉強法
教員採用試験の勉強は、効率よくやらないと厳しいですよ。
なぜなら、出題範囲が膨大だからです。
特に岐阜県の場合は、出題が変わっているので沼にハマらないように気を付けてください。
配点比率を把握していない
あなたは、教職教養の配点を知っていますか?
結論をいうと、教職教養で満点を取っても合格は厳しいです。
なぜなら、配点がとてもとても低いからです。
校種ごとの配点比率は次のとおり。
教養試験 | 専門教養 | |
---|---|---|
小学校 | 80点 | 220点 |
中学校 | 80点 | 220点 |
高等学校 | 50点 | 300点 |
特別支援学校 | 50点 | 300点 |
養護教諭 | 80点 | 220点 |
栄養教諭 | 80点 | 220点 |
見てのとおり、専門教科で点数が取れないと合格は厳しいです。
これを知らずに、教職教養ばかりに時間を使ってしまうのは間違った勉強と言わざるを得ないですね。
出題傾向を知らない
勉強をするときに、どこから始めますか?
勉強ができない人は、1ページ(第1章)から始める傾向があります。
しかし、本当にそこは出るのでしょうか?また、専門誌などの情報を鵜呑みにしてもいけませんよ。
敵
こう書かれていることが多いので、何も考えずに勉強をしているのではないでしょうか。
しかし、岐阜県では、学習指導要領よりも「人権・同和教育」や「生徒指導」分野を勉強したほうが点数を取ることができますよ。
その根拠がこちら。
これは過去5年間の出題分野を一覧にしたものでして、見てのとおり頻出分野が丸わかりです。
学習指導要領も出ているけど、直近だと人権や生徒指導の方が出ていますよね。
間違って勉強する人は、無駄なことをしがちなので注意が必要です。
過去5年間の出題分野を「岐阜県教員採用試験 教職教養攻略の教科書」でまとめています。
参考書をひたすら読み込む
最後に、参考書のべた読みも効率の悪い勉強法です。
理由は、岐阜県の出題が空欄補充メインだから。
つまり、覚えるべきは文章ではなく、キーワードなのです。
なので、問題形式のテキストを使ったほうが効果的。
文章形式だと、無駄な情報が多いですし、覚えにくいので時間を掛けた割に、記憶に残りにいですよ。
再度、自分の勉強具合を確認してみてくださいね。
岐阜県教員採用試験 教職教養の傾向
教職教養は、一次試験に実施されます。
専門教科と同じ時間内で実施されるので時間配分に気を付けましょう。
試験科目
岐阜県は、「教職教養のみ」の出題です。
国語や数学などの一般教養からは出ていません。
教職教養
教員として必要な知識のことです。
- 教育原理
- 教育法規
- 教育心理
- 教育史
これらの科目から出題がありますよ。
また、「岐阜県の教育施策」に関する出題もあるので、ホームページなどを確認するようにしましょう。
関連記事:【まとめ】教員採用試験 教職教養を対策せよ|特徴や勉強方法を解説!
出題形式
- 試験時間:60分(90分)
- 問題数:10問
先ほど書いたように、専門教科を含めた時間となっています。
出題は空欄補充がメインで、正誤問題などもあり。
解答方式は、全問マークシートで5つの選択肢から1つを選びます。
過去問
実際に出題された問題を見て、レベルや形式のイメージをしましょう。
2019年(令和2年度)
2018年(平成31年度)
なお、過去5年間の出題分野を「岐阜県教員採用試験 教職教養攻略の教科書」でまとめています。
岐阜県教員採用試験 教職教養で点数が取れる対策法
結論を先にいうと、「出る科目」「出やすい分野」に絞って勉強することが大切です。
なぜなら、教養試験は範囲が広く、すべてをカバーするのは無理があります。
また、出ない部分を勉強しても時間の無駄ですよね。
そこで極力無駄を省くために知っておきたいポイントが次の3つです。
- コツ①:出る科目を知ろうね!
- コツ②:どこの分野が出ているのか知ろうね!!
- コツ③:記憶に残る勉強をしようね!!!
この3つを知れば、無駄なく点数を取ることができますよ。
順に解説していきます。
コツ①:出る科目を知ろうね!
あなたは、どの科目から勉強しようと思いますか?
教員を目指している人
なるほど・・・。この選択は間違っていることに気づきましたか?
当然、気づきましたよね!!
「え?なんで?別によくない」と思った人は不合格フラグが立っているので注意しましょう。
なぜなら教育史は直近2年間で出題はゼロであり、出たとしても1問しかでないからです。
過去問を見ながら科目ごとの出題数をまとめたのが、こちらのデータです。
2019 | 2018 | 2017 | |
---|---|---|---|
教育原理 | 3 | 3 | 4 |
教育法規 | 4 | 3 | 3 |
教育心理 | 1 | 2 | |
教育史 | 1 | ||
ローカル | 2 | 2 | 2 |
見てのとおりです。
勉強するなら「教育原理」と「教育法規」を優先して勉強することが正解です。
出題数の多い科目を優先して勉強する!
コツ②:どこの分野が出ているのか知ろうね!!
あなたが、教育原理を勉強するなら、どこから勉強しますか?
巷で言われている「学習指導要領」でしょうか。
参考書をみると、多くの分野で構成されていますよ。
教育の意義と目的 |
教育方法 |
教育課程 |
学習指導要領 |
道徳教育 |
特別活動 |
生徒指導 |
特別支援教育 |
人権・同和教育 |
社会教育 |
生涯学習 |
学校と学級の運営 |
しっかり傾向分析をすれば、「どの分野から」勉強すればいいか絞ることができます。
次のデータをご覧ください。
過去5年間の出題分野を一覧にしたデータです。
- 人権:5年連続
- 生徒指導:3年連続
まずはここを優先しつつ、他の分野に手をだす計画を立てることができますね。
他の科目についても「岐阜県教員採用試験 教職教養の教科書」でデータを公開しています。
僕がいうことでもないですが、やるべきことが分かるだけでも勉強が楽になりますよ。ここを把握できたら、合格点を取ることに近づくと思います。
出ている分野に絞って対策する。深追いは不合格フラグ。
コツ③:記憶に残る勉強をしようね!!!
問題集をどういう風につかって勉強していますか?
また、どのくらいの頻度で復習をしていますか?
今までやってきた勉強法を尊重してもらえればいいですが、どうしても「覚えられない」「勉強の仕方が知りたい」という人もいるのではないでしょうか?
そういう人は「【勉強法】教員採用試験 覚え方を解説|復習が重要です!」を読んでみてください。どうやって勉強すればいいのか解決できるはずです!
岐阜県教員採用試験 教職教養まとめ
- 出題数の多い科目「教育原理」「教育法規」の攻略がポイント!
- 出る分野、例えば敎育法規なら「学校教育法」など根拠をもつこと!!
- 復習を意識した勉強で記憶に残す
繰り返しになりますが、岐阜県は専門教科で点数を取ることがポイントです。
教養で満点をとっても、専門が悪いと落ちます。
そこを再認識して、教養は何を勉強するべきか考えてみましょう!
岐阜県の過去問はこちら