教員を目指している人
このような悩みを解決できる記事を書きました!
今回は、「集団面接の内容 攻略する3つのコツ」というテーマで書いていきます。
福永
先日、こういったツイートをしました。
募集要項には集団面接とあるけど、本当にそうだろうか?
「それではテーマを2回言います。30分で自由に話し合ってください。終わったら1人1分以内で感想を述べて終わりです。」
試験が始まってた討論だった……#教員採用試験 あるある。
— 福永 真@教職コンサルタント (@kyosai365) 2019年3月23日
募集要項に「集団面接」とあっても、注意が必要です。
それぞれの特徴や対策法を解説しているので、参考にしてくださいね。
早速、見ていきましょう!
関連記事:【合否に直結】教員採用試験 面接の内容4つを解説します
タップできる「もくじ」
教員採用試験 集団面接の種類
教員採用試験では、集団での面接や協議を実施しています。
内容や種類は自治体によって異なるため、要項で確認しましょう。
主な内容は、次のとおり。
- 集団面接
- 集団討論
- グループワーク
順番に解説します。
集団面接
集団面接は、数人の受験者が一斉に面接を受けるスタイルです。
- 他の受験者と比べられる
- 本来のパワーが出せない
個人面接と違い、やりにくいと感じる人は多いですよ。
また、自分をアピールするよりも、流れを重視して端的に発言することが重要。
- 端から順番
- ランダム
- 挙手制
回答する方法もたくさんありますよ。
いつでも回答できるように準備しましょう。
集団討論
集団討論は、テーマについて協議する試験です。
- 話し合うだけ
- 結論を出す
- 結論+発表
形式は様々です。
討論では、次のことを意識してください。
- 協力する
- 発言する
相手を言い負かす試験ではありません。
論破なんてしていたら落ちますよ。
「受験者全員で合格する」意識が重要です。
関連記事:教員採用試験 集団討論で評価を上げる5つのコツ【対策法あり】
グループワーク
グループワークは、テーマについて協同・協力してやり遂げる試験です。
- 「3分間の劇をやってください」
- 「楽しめる音楽と歌詞を作ってください」
- 「生徒同士が名前を覚えられるレクリエーションを考えてください」
こういった出題がありましたよ。
- 積極性
- コミュニケーション能力
- 行動力
受験者の人間性を評価できるため、実施する自治体が増えています。
どのタイプの試験があっても、対応できるように準備をしましょうね。
教員採用試験 集団面接のコツ
集団面接は「短答・簡潔」に答えることが重要です。
なぜなら集団面接は「質問された内容を理解して、まとめて話すことができるのか」を見ているから。
一般的には「コミュニケーション能力」を見ているといえます。
コツ①:アピールの“し過ぎ”で評価ダウン?
だらだら発言することはやめましょう。
なぜなら、試験時間は決まっていますし、他の受験者もいるからです。
- 受験者:8人
- 試験時間:60分
1人あたり7分程度の持ち時間しかありません。
質問は5~6個聞かれるので1問あたり1分程度で返答しないといけませんよね。
そこで受験者の1人が3分も志望動機を話していたらどう思いますか?
「こいつ、話なげーよ・・・空気読めよ!」って思いますよね。
アピールのし過ぎで評価を下げないようにしましょう。
コツ②:傾聴力
他の受験者が話しているときの態度も評価対象です!
コミュニケーションって話すだけの力でしょうか?
聞くことも大切ですよね。
教員という仕事は教えるだけでなく、生徒の話を聞くことも重要です。
人の話を真剣に聞かない人が生徒の話に耳を傾けるでしょうか。
できるだけ他の人が話しているときにも聞いている姿勢を見せるようにしましょう。
コツ③:論破しない
集団面接なので、考えてきた意見がかぶることは、よくあります。
- 最近の気になるニュースはなんですか。
- どんな教員になりたいですか。
など。
そこで先に意見を言われたからといって、競う必要はありません。
自分が思ったこと、感じたことを素直に話すことが大切です。
教員採用試験 集団面接の対策3ステップ
- 自己分析
- 回答を用意する
- 実践
順に解説します。
ステップ①:自己分析
面接では「自己PR」と「志望動機」の2つが核となってきます。
そのため、今までの経験をもとに考えなくては具体的な内容を作ることができません。
- 長所
- 短所
- 教員になりたい理由
こういった項目を箇条書きでいいので、書き出していきましょう。
必ず根拠となるエピソードを踏まえること
書き出した項目ごとに、「なぜそれなのか」をエピソード付きで考えることが重要です。
- 具体的に語れるもの
- 微妙なもの
たくさん出てくるはず。
具体的に語れる内容をさらに深堀していくことが重要です。
詳しくは「教員採用試験 面接カードの書き方|自己分析が重要【添削方法あり】」をご覧ください。
ステップ②:回答を用意する
質問リストを参考に、自分だったらどう答えるのかシミュレーションしましょう。
ここで質問に対して、うまく答えることができている、具体的に話せているかなどを確認しましょう。
自問自答して詰まるようでは、当然、面接官には伝わりませんからね。
本サイトでも自治体の傾向をまとめているので、参考にしてください。
関連記事:【過去問】教員採用試験 個人面接で「よく聞かれる」質問まとめ
ステップ③:実践
ある程度、内容を固めることができたら第三者に評価をつけてもらうことが大切です。
何度も言いますが、試験は客観的に評価されるからです。
自分の質問に、自分がうまく答えることができたとしても、ただの自己満足にすぎません。
自己満足では、本当に自分の何がダメなのかに気付くことができず、結果、試験でも不合格になってしまいますからね。
関連記事:【要注意!】教員採用試験 面接で落ちる人に共通する5つの特徴
教員採用試験 集団面接の質問例
- 集団面接
- 集団討論
- グループワーク
出題された例をまとめておきますね。
集団面接の質問
- あなたの強みを一言で言ってください。
- 教師として一番大切にしたいことは何ですか。
- 思いやりの心を育てるためには、どうすればいいですか。
- 子どもの前に立つときに、どんなことを意識していますか。
- どんな子どもを育てたいですか。簡潔に言ってください。
- 学力向上のために、できることはありますか。
- 叱るときに、気を付けていることは何ですか。
- 何度注意しても聞かないときは、どうします。
- ストレス解消法は何ですか。
集団討論の質問
- 「宿題の意義」と「子どもの成長」の2つの観点でこの取り組みについて話し合ってください。
- 新学習指導要領を踏まえて,授業,部活動,生徒会でどのように取り組むか話し合ってください。
- 「保護者から信頼される教員」とは、どのような教員だと考えますか。グループで話し合い理由と一緒に3つ決めてください。
グループワークの質問
- 四字熟語の中から自由に一つを選び,その正しい意味と使い方を表す1間程度のショートストーリーを自由な発想で創作してください。
- あなたたちは,ボランティアサークルのメンバーです。一般の方に向けて,次のような3分間の啓発動画を作成することになりました。その内容を劇で演示しなさい。ただし,特に伝えたい対象を明確にし,それを劇の実演前に説明すること。
教員採用試験 集団面接のまとめ
- 集団面接の内容は事前チェックすること
- コミュニケーション力が重要
- 自分の考えをプラスする
集団面接は個人面接と違ってアピールできることが少ないです。
他の受験者と比べられることも考えておきましょう。
だからといって、無理に自分を大きくみせる必要はありません。
最大限に自分をアピールできればいいのです。