北海道民
こういった悩みを解決できる記事を書きました。
今回は、「教科等指導法検査は、専門知識の使い方がポイント」というテーマで書いていきます。
福永
結論からいうと、授業の学習指導案を考える試験です。
例題なんかも示しつつ解説していくので、参考にしてくださいね。
さっそく、見ていきましょう!
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北海道・札幌市教員採用試験 教科等指導法検査の内容
簡単にいえば、専門性を問う記述式の試験です。
- 学習指導要領の知識
- 学習指導案の作成
- 場面対応
こういった、専門知識を問われますよ!
分かりづらいと思うので、実際の問題を後述しているので、イメージしてくださいね。
ただ専門科目の知識を知っているだけでは点数を取ることはできません。
「知識を、どう使えばいいか」まで考えておく必要がありますよ。
試験時間
- 時間:60分
- 問題数:2~3問(科目による)
評価基準
A~Eの5段階で評価されます。
基準となる用語や説明が入っていれば、B評価以上はつくかと。
- 白紙で提出
- ポイントが入っていない
- 字が汚い
評価を下げる原因になるので、注意しましょう!
北海道・札幌市教員採用試験 教科等指導法検査の過去問
小学校で出題された問題例を載せておくので、参考にしてくださいね。
第1問
小学校学習指導要領解説(平成29年7月)「国語編」に示されている内容について、次の問1、問2に答えなさい。
問1
【思考力、判断力、表現力等】の「C 読むこと」における考えの形成に関する指導事項は、各学年においてそれぞれどのように示されているか、学年に応じて書きなさい。
この課題は、【思考力、判断力、表現力等】の「C 読むこと」の考えの形成に関する指導について、
- 第1学年及び第2学年では、「文章の内容と自分の体験とを結びつけて、感想をもつこと」。
- 第3学年及び第4学年では、「文章を読んで理解したことに基づいて、感想や考えをもつこと」
- 第5学年及び第6学年では、「文章を読んで理解したことに基づいて、自分の考えをまとめること」
という指導事項の系統性を踏まえた指導を行うことを求めている。
問2
第2学年の【思考力、判断力、表現力等】の「A 話すこと・聞くこと」において、「ウ 伝えたい事柄や相手に応じて、声の大きさや速さなどを工夫すること。」及び「エ 話し手が知らせたいことや自分が聞きたいことを落とさせないように集中して聞き、話の内容を捉えて感想をもつこと。」という指導事項や言語活動例「ア 紹介や説明、報告など伝えたいことを話したり、それらを聞いて声に出して確かめたり感想を述べたりする活動。」を通して指導する5時間の単元を構想する場合、次の空欄①,②に該当する言語活動に関する指導上の留意点を解答用紙に書きなさい。
この課題は【思考力、判断力、表現力等】の「A 話すこと・聞くこと」の指導事項について、言語活動を通して指導するために、単元の指導計画に適切に言語活動を位置づけ、言語活動に関する指導上の留意点を踏まえた授業を組み立てることを求めている。
第2問
下は、平成30年度全国学力・学習状況調査算数Bにおいて出題された問題(一部抜粋)です。
この問題は、メモの情報と棒グラフを組み合わせたグラフを関連付け、総数や変化に着目していることを解釈し、それを言葉や数を用いて記述できるかどうかをみるものです。
授業において、児童がグラフの特徴を複数の観点で捉えて、情報を読み取ることができるようにするためには、どのような指導が考えられるか具体的に書きなさい。
この課題は、平成30年度全国学力・学習状況調査において、北海道の課題となっている学習内容を確実に定着させることをねらいとし、「資料の活用」領域における指導内容を踏まえて、グラフの特徴を複数の観点で捉えて情報を読み取ることができるようにする指導ができるよう、授業を組み立てることが求められている。
北海道・札幌市教員採用試験 教科等指導法検査まとめ
学習指導要領の知識が必要な特殊な試験です。
知識があっても、「使い方」を知らないと評価を上げることはできません。
実際に、自分で学習指導案を作成したことがない人は、必ず指導を受けておきましょうね。