- 合格ライン(ボーダー)って何点くらいなの?
- どの科目からやればいいの?
- どこを重点的にやればいいの?
「合格点(ボーダー)」って、気になりますよね。
結論からいうと、一般教養は5割~6割あれば十分です。
正直なところ、科目数も出題範囲も膨大なので、まともに対策すると痛い目をみるんですよね。
受かっている人の結果を見ても、配点が2倍の専門教科で7割以上取れれば、合格しているので、一般教養は6割くらいを目指すといいですよ。
福永
とはいえ、実際に「何の科目」「どの分野」から勉強すればいいのかわからないという人も多いはずです。適当に勉強をしても、残念ながら点数をとることができません。
そこでこの記事では、効率よく勉強するために必要な出題傾向について解説します。
福永
出題範囲を理解して勉強できれば、短い期間・時間でも5割以上の点数をとることができますよ!
なお、試験科目や過去問を知りたい、見たいという場合は、こちらの「【傾向と対策】兵庫県教員採用試験の内容を徹底解説!【過去問あり】」をご覧ください。
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【出題傾向】兵庫県教員採用試験 一般教養で最初に勉強する科目【何から】
一般教養において、科目の選定は重要です。
理由は簡単で、科目によって出題数が違うから。しかし、特に気にせず勉強を始める初心者が多いんですよね。
出題数は、以下のような流れで確認します。
- 過去問を5年分くらい用意する
- 1問ずつ分類していく
- 科目数の多い順に勉強する
科目数が多いので、優先する内容によって勉強の効率・非効率が決まるということです。
何も考えないで、適当に勉強する科目を決めたり、得意・不得意で選んだりすると、時間をかけたわりに点数がとれないことに・・・。
なので、出題数を把握して、優先順位をつけることが大切です。
今回は特別に科目ごとの出題数を無料公開しておくので、参考にしてみてください。
過去3年間の出題数がこちらです。
科目 | 2020 | 2019 | 2018 |
---|---|---|---|
教育原理 | 4 | 3 | 4 |
教育法規 | 2 | 1 | 4 |
教育心理 | – | 1 | 2 |
教育史 | – | – | 1 |
教育時事 | 1 | – | – |
国語 | 8 | 8 | 10 |
英語 | 8 | 8 | 12 |
音楽 | 1 | 1 | 1 |
美術 | 1 | 1 | 1 |
保健体育 | 1 | 1 | 2 |
家庭 | 1 | 1 | 2 |
日本史 | 3 | 2 | 3 |
世界史 | 1 | 2 | 2 |
地理 | 1 | 2 | 2 |
政治 | 1 | 2 | – |
数学 | 4 | 4 | 6 |
物理 | 1 | 1 | 2 |
化学 | 1 | 1 | 2 |
生物 | 1 | 1 | 1 |
地学 | 1 | 1 | 1 |
コンピュータ | 6 | 6 | 8 |
一般常識 | 1 | 1 | 3 |
ローカル | 2 | 2 | 1 |
計 | 50 | 50 | 70 |
対策に時間のかかる「数学」や「コンピュータ」の攻略がポイントですね。
なお、勉強の進め方を知りたい場合は、こちらの「【初学者向け】教員採用試験 勉強方法を徹底解説!」をご覧ください。
とにかく試験科目が多いため、科目ごとに勉強の優先順位を決めておくことが大切です。

兵庫県教員採用試験 一般教養の出題範囲|頻出分野を解説!
勉強する科目が決まったからといって、いきなり始めてはいけません。
必ず頻出分野を確認してください。
なぜなら、どこが出るのか、わからないまま勉強したら無駄が多くなるからです。
具体的に「数学」を例に挙げてみますね。
印の多い分野は、頻出度が高い部分なので、やっておけば点数に結びつきやすいです。
データを見ると、数学Ⅰ・Aの分野が、よくでていることが分かります。
福永
それに対して、数学Ⅱの分野は「図形と方程式」がでているだけで、ほとんど出題がないことが分かりますね。
何も知らなければ、とりあえず数学Ⅱ・Aも勉強していたかもしれません。出ない分野に時間を使っても、損ですよね。
最初に出題範囲(頻出事項)を理解すれば、効率よく勉強することができます。
なお、科目のどの部分が出るのかは、「兵庫県教員採用試験 一般教養マニュアル」で確認することができます。
勉強量を増やすことも大切ですが、質が伴っていないと効果は半減しますよ。
働きながら、通学しながらだと勉強時間の確保は難しいと思うので、少しでも負担を減らせるように、質を意識してみてください。
兵庫県教員採用試験 一般教養まとめ
今回は、兵庫県教員採用試験の一般教養をテーマに「ボーダーや出題傾向」の話をしました。
- 一般教養の目標は6割
- 配点が2倍の専門教科で7割以上。
- 出題数の多い科目から手をつける。
- 頻出事項を理解して、質を意識する。
科目・範囲ともに膨大な一般教養を攻略するには、戦略がかなり重要です。
せっかく勉強しても、適当にやってしまうと、まったく出ない科目・分野に時間をかけてしまう恐れがあります。
一般教養の他にも、対策することは多いので、効率性を意識しておくことが大切です。
ぜひ、時間を上手く使ってくださいね。
今回は以上です。