どうも福永( @kyosai365)です。
今回は、「奈良県教員採用試験の一般教養」をテーマに話をしていきます。
福永
先日、こういったツイートをしています。
最近思うけど、どんなに頑張っても「正しい勉強」をしないと点数は取れないですよね。
わかりやすい例だと参考書の使い方。未だに「1ページ目」から勉強している人を見かけるけど、そこ出るの?と問いたい。一方である単元だけボロボロの人はちゃんと意味を持って勉強しているんだなって思う←重要!
— 福永 真@教職コンサルタント (@kyosai365) April 25, 2020
全科目勉強は必要だけど、全範囲を勉強する人は落ちます。
なぜなら、無駄なことをたくさんやることになるからです。
ここを深堀して解説していくので、勉強ができずに悩んでいる方は必見!
さっそく、まとめていきますね。
関連記事:奈良県教員採用試験 倍率は全国9番目の高さ|合格ロードマップ
タップできる「もくじ」
奈良県教員採用試験 一般教養の過去問
- 2020年(令和3年度)
- 2019年(令和2年度)
- 2018年(平成31年度)
問題を見て、内容や難易度のイメージを持ちましょう。
2020年(令和3年度)
2019年(令和2年度)
2018年(平成31年度)
過去問は分析するために使いましょう。
「勉強していないのに、過去問を勉強しても意味があるの?」
こう思っていませんか。
結論からいうと、とても意味があります。
むしろ、最初に過去問を使わないと合格は厳しいと言えますよ。
なぜなら、過去問を使うことで出題範囲が分かるからです。
例えば、教育原理の出題範囲をまとめたデータがこちら。
特別支援教育の出題が100%だと分かりますね。
また、道徳教育の出題も高いです。
学習指導要領から勉強しがちですが、まずは特別支援教育を勉強して確実に点数を取ることが大切ですね。
全科目の出題範囲を「奈良県教員採用試験 一般教養マニュアル」で公開しています。
併せてご覧ください。
奈良県教員採用試験 一般教養の傾向
一般教養は、一次選考で実施される筆記試験です。
- 試験科目
- 出題形式
- 合格点(ボーダー)
基礎的な傾向をまとめています。
試験科目
教職教養科目から出題があります。
具体的な内容は次のとおり。
- 教育原理
- 教育法規
- 教育心理
- 教育史
- 教育時事
一般教養科目(国語や数学など)の出題はありません。
また、奈良県に関する教育施策などの問題も出ていますよ。
出題形式
出題形式は、全問マークシートです。
6つの選択肢から1つを選んで解答。
「空欄補充」の他、正誤形式の出題があります。
- 試験時間:45分
- 問題数:30問
1問に時間を掛けすぎると、時間切れになるので注意が必要です。
時間配分を意識して解くようにしましょう。
難易度
難易度は高いです。
なぜなら、「教育時事」と「ローカル問題」の出題が約半分を占めるため対策が難しいからです。
また、一次試験の合格率は47.6%で、50%を切っています。
しかし、出題分野はキャリア教育や人権教育など絞りやすく、重要事項は全国的に同じ傾向のためしっかりと対策をすれば点数をとることができますよ。
まずは過去問を使って、出題傾向の確認をきちんとやって優先して勉強する科目を決めておきましょう。
奈良県教員採用試験 一般教養の対策法
結論からいうと、100点を目指さないことです。
「パレートの法則」を知っていますか?
簡単に説明すると、20%の勉強で、全体の80%をカバーできるという法則です。
どういうことかというと、問題の80%は基礎レベルまたは、それが組み合わされて出題されているだけであり、正答率が低い問題(難問)は、たったの20%しか出ていません。
なのに、いざ勉強を始めると20%しか出題されない難問に8割の時間を掛ける人が多いんですね。
合格点(ボーダー)は、60%〜70%なので、基礎レベルの問題が理解できていれば、十分に合格することができます。
なので、完璧を目指さずに、「出る科目・分野」を把握して、ピンポイントに攻めることが勉強の必勝パターンなのです。
出る科目・分野を知る方法
冒頭にも言ったように、過去問を使うことです。
過去5年分くらいを分析しましょう。
- 科目ごとの出題数
- 頻出分野
このような傾向が見えてきますよ。
それぞれ公開していきますね。
科目ごとの出題数
過去3年間の出題数一覧がこちら。
科目 | 2020 | 2019 | 2018 |
---|---|---|---|
教育原理 | 14 | 10 | 9 |
教育心理 | 4 | 4 | 4 |
教育史 | 2 | – | – |
教育法規 | 4 | 5 | 5 |
教育時事 | 6 | 9 | 8 |
ローカル | – | 2 | 4 |
合計 | 30 | 30 | 30 |
頻出分野
教育原理の頻出分野がこちら。
分析によって、見えてきた内容が、パレートの法則でいう20%にあたります。
- 特別支援教育
- 道徳教育
まずは、この20%を徹底して攻略することが、安定した点数を取るために必要な作業です。
なお、「奈良県教員採用試験 一般教養マニュアル」で全科目の出題範囲を公開しています。
奈良県教員採用試験 一般教養まとめ
本記事では、奈良県教員採用試験の一般教養をまとめていました。
点数を取るには、取り組む意識改革をすることが先決です。
全科目・範囲を完璧にこなそうとすることは無駄ですし、点数を取ることも厳しいです。
仕事や学校などもあるので、短い時間で点数を取るためにもパレートの法則を理解・意識することがポイント。
最初の過去問分析が一番面倒だと思いますが、「奈良県教員採用試験 一般教養マニュアル」で過去6年間の出題範囲を公開しています。
上手く活用して、効率よく勉強を始めていきましょう!