【都道府県別の過去問】教員採用試験の小論文テーマ7つと予想例文を解説!

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  • 教員採用試験の小論文はどんなテーマが出るの?
  • 都道府県ごとの過去問が見たい。
  • 今後の出題テーマ予想が知りたい。

このような疑問を解決します!

(@kyosai365)
本記事の内容
  • 教員採用試験の小論文でよく狙われる出題テーマ7選
  • 【教員採用試験】小論文の例文と模範解答
  • 【教員採用試験】小論文の過去問テーマ一覧
  • 【教員採用試験】小論文の予想テーマ

最近の教員採用試験は、小論文の比重が高くなっています

自治体によっては、小論文の実施を二次試験から一次試験に変更して全受験者に書かせるなどして、暗記中心の筆記試験だけで合否をつけない方針をとっているんですよね。

試験勉強=筆記と考える人は多くて、最後の最後まで教養や専門の勉強だけやって、小論文は後回し・・・これだと最終合格は厳しいと言えるでしょう。

まずは、どんなテーマが出るのか、そして自分の受験する自治体はどんな傾向なのか確認してください。

関連記事【対策法あり】教員採用試験の小論文が書けない3つの理由と書き方を解説

教員採用試験の小論文でよく狙われる出題テーマ7選

最初に、教員採用試験でよく出題されるテーマと実例(過去問)を紹介します。

  • 学習指導要領
  • 生徒指導
  • 教育論
  • 教師論
  • 教育時事
  • 自治体の教育施策
  • その他

実例は次のとおり。

テーマ①:学習指導要領

学習指導要領では、国語科の指導のみならず、各教科等すべての授業において「言語活動」を充実させることが示されています。あなたは、小学校教員として、「言語活動」を取り入れた授業を、国語科をはじめ、各教科等すべての授業において、どのように進めていきますか。あなたの考えを1,000字程度で述べなさい。

出典:福島県

テーマ②:生徒指導

他人との関係をうまく結ぶことのできない子供たちが増加し、人間関係が希薄になったり、不登校や引きこもり、さらにはいじめ問題の原因の一つとも考えられています。あなたは学級担任として、クラスの生徒同士がよりよい人間関係を築いていくためにどのような支援や取り組みをしますか。あなたの考えを述べなさい。

出典:秋田県

テーマ③:教育論

児童生徒の健全な育成のためには、学校においてどのような教育が大切だと考えますか。子どもを取り巻く社会の実態を踏まえながら、具体的に述べなさい。

出典:青森県

テーマ④:教師論

現在,児童生徒や保護者から教師はどのようなことを求められていると考えるか。また,その要求や願いに応えるために,あなた自身は具体的にどのような取組をしようと考えるか。

出典:岐阜県

テーマ⑤:教育時事

新しい学習指導要領の姿を示した中央教育審議会答申(平成28年12月21日)では、知識の理解の質を高め資質・能力を育む「主体的・対話的で深い学び」を実現することが求められています。あなたは、なぜ今このような学びを実現することが求められていると考えますか。

出典:滋賀県

テーマ⑥:自治体の教育施策

香川県教育基本計画では,「夢に向かってチャレンジする人づくり」を基本理念として掲げていますが,夢を持ち,努力する児童生徒を育てるにはどうすればよいか。あなたの考えを具体的に論じなさい。

出典:香川県

テーマ⑦:その他

次の文章は、前ラグビー日本代表メンタルコーチ 荒木香織氏の著書『ラグビー日本代表を変えた「心の鍛え方」』からの抜粋です。この文章の主旨をとらえ、それに対するあなたの考えを述べなさい。

出典:埼玉県

まずは、自分が受験する自治体の出題傾向を把握しましょう。

なぜなら、テーマによって対策方法が異なるからです。

例えば、教師論や教育論だったら「どんな教育をしたいか、教師になりたいか」が主軸になるので、知識よりも先に自己分析を中心に進めておく必要があります。

一方で生徒指導や教育時事のような「教職の知識が必要なテーマ」の場合は、知識がない状態で対策をはじめてもまったく意味がないので、筆記対策から進めるといった感じです。

とはいえ、自己分析や筆記対策ばかりやって小論文対策を後回しにした結果、本番で作文レベルの答案を書いてしまい、不合格にならないようにしてください。

なお、小論文の対策方法は下記記事で解説しているので確認してください。

関連記事【対策法あり】教員採用試験の小論文が書けない3つの理由と書き方を解説

【教員採用試験】小論文の例文と模範解答

実際の事例を用いながら模範解答をまとめています。

内容は個人的な見解が強いので参考にならないかもですが、「書き方」や「文章構成」を意識してみてください。

例文①:「自己肯定感」を高めるには

 自己肯定感は、自分の考えや行動が他人から認められる、褒められることによって高まっていくものだと考える。これを踏まえ、私は次のような取り組みを行い子どもたちの自己肯定感を高めていく。

 まず、一人一人が活躍し、認め合える学級づくりをすることである。具体的には、一人一人に役割・当番制を取り入れて、行動に責任を持たせる場を作ったり、朝の会や学級会などで自分の考えや思いを話す機会を設けたりする。また、帰りの会や道徳の時間に友達のよいところを発表する機会を設けることも考えている。このような自分の言動が周りから認められる体験を通して、子どもたちは自分の存在価値を実感することができるようになる。

 次に、達成感や成就感を味わうことができる授業を行う。例えば、授業中に一人一人が活躍できる場を作ったり、基礎編や応用編などの複数の課題を準備して、自分のペースで取り組めるようにしたりする。また、私が一人一人の状況に応じた助言や指導を行いながら、子どもたちのよさを認めていく。そうすることで、子どもたちに「わかった」「できた」という喜びを経験させ、自信を持たせていく。

 自己肯定感は明日からすぐに高まるものではない。私は、学校の教育活動全体を通して、子どもたちが自分のよさや価値に気付くことのできる活動に取り組み、自己肯定感を高めるよう、日々邁進する所存である。

例文②:「子どもたちが豊かな人間関係づくり」をできるために

 豊かな人間関係とは、多くの人々と協力することで、自らも人とのつながりの中で生きていることを感じて築かれる関係である。私は教師として、子どもたちが人とのつながりを感じる機会や場所を与えていきたい。

 まず、子どもたちが深い絆で結ばれた学級になるように日々、気を配っていく。具体的にはグループでの調べ学習やお話会を積極的に作る。そのとき、子どもたちの得意不得意を把握しながら、司会などの役割を与え、全員が経験できるようにする。その上で自分とは違う立場の考え方に寄り添うことで人とのつながりを意識させる。

 次に、委員会活動やクラブ活動といった特別活動に積極的に取り組む。これらの活動は年齢が違う集団での生活を体験できる場であるため、教室外でも自分の居場所や活躍の場を増やせるため、子どもたちの心の安定にもつながると考える。また年齢や考え方が違う集団の中で自分の役割をみつけ、協力しながら達成感を味わうことで年齢に関係ない豊かな人間関係が生まれていく。具体的には子どもたち同士で話し合わせ、計画させ、実行させる活動をやっていく。そうやって失敗やトラブルも経験させることで子どもたちの自主性を尊重しながら助言を与えていきたい。

 私は教師として、学級経営や特別活動においても、人と人とのつながりを実感できるようにしていく。そのために私自身がまず、子どもたちとの確かな信頼関係を築けるように努めていく所存である。

例文③:「子どもたちに確かな学力」を身につけさせる

 「確かな学力」とは、「児童生徒が主体的に学ぶ意欲を高め、学んだことを表現できる力」である。子どもたちが、希望に満ち溢れた、満足感いく学校生活を送るためにも、「確かな学力」の定着は最重要課題である。そこで私は以下のような方法で指導していきたい。

 まず子どもたちに考え方は無限にあることを理解させる。例えば算数の授業では、基本的な計算を繰り返して習慣づけさせる。速さを求める問題では、距離と時間の単位を合わせる必要を考えさせるなどする。そうすることで一つの問題でも、正答の導き方にはたくさんの道筋があることを教え、新たな発見や気づきを実感させることが重要である。これは、子どもたちに学ぶことの興味を持たせることにもなる。また関心や学習意欲を高めることにもつながると考える。ときには机間巡視をし、子どもたちの学習状況を把握したうえで、必要な助言を与えていく。さらに、日常生活や今後生きてい行くうえで遭遇する様々な場面において試行錯誤して考え抜くという姿勢も身につけさせたい。

 このように、「確かな学力」を定着させるために、まずは教師自身が授業の在り方や取り組み方を見直す必要がある。私は授業を大切にするという強い意志のもと、自己研鑽に励む所存である。

【教員採用試験】小論文の過去問テーマ一覧

ここでは、教員採用試験の小論文における過去問を都道府県ごとにまとめています

文字数や試験時間などの傾向も解説しているので、参考にして対策をはじめましょう!

北海道・札幌市教員採用試験

北海道・札幌市教員採用試験の小論文は、社会人特別選考を対象に二次試験で実施されます。

試験時間は60分で、文字数は800字ほど。

下記記事で詳しく解説しているので、参考にしてください。

関連記事北海道・札幌市教員採用試験 社会人特別選考の論文検査を解説

青森県教員採用試験

青森県教員採用試験の小論文は、全校種を対象に二次試験で実施されます。

試験時間は50分で、文字数は601字〜800字ほど。

下記記事で詳しく解説しているので、参考にしてください。

関連記事青森県教員採用試験 小論文の過去問|評価を上げるコツを解説

岩手県教員採用試験

岩手県教員採用試験の小論文は、全校種を対象に一次試験で実施されます。

試験時間は70分で、文字数は1,000字ほど。

下記記事で詳しく解説しているので、参考にしてください。

関連記事【岩手県教員採用試験】論文の過去問|評価を上げるコツは文字数が重要

茨城県教員採用試験

茨城県教員採用試験の小論文は、全校種を対象に二次試験で実施されます。

試験時間は60分〜90分で、文字数は800字〜1,200字ほど。

下記記事で詳しく解説しているので、参考にしてください。

関連記事【これで対策できる!】茨城県教員採用試験の論文テーマ(過去問)を紹介

群馬県教員採用試験

群馬県教員採用試験の小論文は、全校種を対象に一次試験で実施されます。

試験時間は30分で、文字数は600字ほど。

下記記事で詳しく解説しているので、参考にしてください。

関連記事【過去問あり】群馬県教員採用の小論文対策はいつから?傾向を解説!

栃木県教員採用試験

栃木県教員採用試験の小論文(作文)は、全校種を対象に二次試験で実施されます。

試験時間は50分で、文字数は600字ほど。

下記記事で詳しく解説しているので、参考にしてください。

関連記事栃木県教員採用試験 作文の過去問|攻略ポイントは教師観!

埼玉県教員採用試験

埼玉県教員採用試験の小論文は、全校種を対象に二次試験で実施されます。

試験時間は60分で、文字数は800字ほど。

下記記事で詳しく解説しているので、参考にしてください。

関連記事【埼玉県教員採用試験の論文テーマまとめ】最新~過去の問題まで紹介!

さいたま市教員採用試験

さいたま市教員採用試験の小論文は、全校種を対象に二次試験で実施されます。

試験時間は45分で、文字数は800字ほど。

下記記事で詳しく解説しているので、参考にしてください。

関連記事【さいたま市教員採用試験の論文テーマまとめ】過去問で対策!

東京都教員採用試験

東京都教員採用試験の小論文は、全校種を対象に一次試験で実施されます。

試験時間は70分で、文字数は1,050字ほど。

下記記事で詳しく解説しているので、参考にしてください。

関連記事【苦手な人必見】東京都教員採用の論文対策が難しい理由【過去問あり】

神奈川県教員採用試験

神奈川県教員採用試験の小論文は、全校種を対象に一次試験で実施されます。

試験時間は60分で、文字数は800字ほど。

下記記事で詳しく解説しているので、参考にしてください。

関連記事【必見!】神奈川県教員採用試験の論文対策で過去問が必要な理由

川崎市教員採用試験

川崎市教員採用試験の小論文は、全校種を対象に一次試験で実施されます。

試験時間は60分で、文字数は600字ほど。

下記記事で詳しく解説しているので、参考にしてください。

関連記事川崎市教員採用試験 論文の過去問|対策方法も解説します。

長野県教員採用試験

長野県教員採用試験の小論文は、全校種を対象に一次試験で実施されます。

試験時間は60分で、文字数は800字ほど。

下記記事で詳しく解説しているので、参考にしてください。

関連記事【過去問】長野県教員採用試験の内容|傾向と対策方法を徹底解説します!

福井県教員採用試験

福井県教員採用試験の小論文は、全校種を対象に二次試験で実施されます。

試験時間は60分で、文字数は800字ほど。

下記記事で詳しく解説しているので、参考にしてください。

関連記事福井県教員採用試験 小論文の過去問公開【徹底対策】

岐阜県教員採用試験

岐阜県教員採用試験の小論文は、全校種を対象に二次試験で実施されます。

試験時間は60分で、文字数は800字ほど。

下記記事で詳しく解説しているので、参考にしてください。

関連記事岐阜県教員採用試験 論文の過去問|対策法3ステップ

静岡県教員採用試験

静岡県教員採用試験の小論文は、高校志望者を対象に二次試験で実施されます。

試験時間は60分で、文字数は800字ほど。

下記記事で詳しく解説しているので、参考にしてください。

関連記事静岡県教員採用試験の小論文テーマは?過去問と対策法を解説!

愛知県教員採用試験

愛知県教員採用試験の小論文は、全校種を対象に一次試験で実施されます。

試験時間は60分で、文字数は800字ほど。

下記記事で詳しく解説しているので、参考にしてください。

関連記事愛知県教員採用試験の小論文の過去問と解答例|落ちる理由も解説!

名古屋市教員採用試験

名古屋市教員採用試験の小論文は、全校種を対象に一次試験で実施されます。

試験時間は50分で、文字数は600字程度。

下記記事で詳しく解説しているので、参考にしてください。

関連記事【解答基準】名古屋市教員採用試験 小論文のテーマ|文字数に注意して対策

滋賀県教員採用試験

滋賀県教員採用試験の小論文は、全校種を対象に一次試験で実施されます。

試験時間は35分で、文字数は600字ほど。

下記記事で詳しく解説しているので、参考にしてください。

関連記事滋賀県教員採用試験の小論文は文字数が重要!過去問で傾向を理解

京都府教員採用試験

京都府教員採用試験の小論文は、全校種を対象に一次試験で実施されます。

試験時間は40分で、文字数は750字ほど。

下記記事で詳しく解説しているので、参考にしてください。

関連記事【過去問あり】京都府教員採用試験の内容を徹底解説!対策ロードマップ

京都市教員採用試験

京都市教員採用試験の小論文は、全校種を対象に二次試験で実施されます。

試験時間は50分で、文字数は1,000字ほど。

下記記事で詳しく解説しているので、参考にしてください。

関連記事京都市教員採用試験 論文の過去問|傾向と対策まとめ

島根県教員採用試験

島根県教員採用試験の小論文は、全校種を対象に二次試験で実施されます。

試験時間は60分で、文字数は800字ほど。

下記記事で詳しく解説しているので、参考にしてください。

関連記事【島根県教員採用試験】小論文の文字数は?過去問と書き方を解説!

【教員採用試験】小論文の予想テーマ

本記事は、教員採用試験の小論文テーマを紹介してきました。

出題傾向が一気に変わることはないので、まずは傾向通りに準備をはじめるようにしましょう。

そのうえで、今後はGIGAスクール構想や令和の日本型学校教育を筆頭にICT(情報教育)がテーマとして問われる可能性が高くなると思います。

まずは知識としてICTの活用方法や学校現場に起こりうる問題、展開などを考えておきましょう。そして、実査に文章にしてみることが大切です。

ひとつ例題をおいておくので、考えてみましょう!

インターネットやスマートフォン、SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)などの普及に伴い、教育現場ではこれまで以上に情報モラル教育の充実が求められています。

今、学校ではこれらの情報メディアに関してどのようなことが問題になっていますか。

また、今後、児童生徒に対し、どのような指導や教育が必要ですか。

学校で起きている問題の原因や背景にも触れながら、必要な指導や教育のうち、あなたが取り組みたいことについて具体的に述べなさい。

具体的に書けそうですか?

何度も書いて対策していきましょう!

今回は以上です。

関連記事【添削方法あり】教員採用試験の小論文攻略には添削が重要な3つの理由