教員採用試験で落ちる理由として「ノープランで対策していた」という人は多いです。
教員採用試験では、筆記だけでなく論文や面接など幅広い試験が課されるため、計画を立てずに対策することはNGです。
とはいえ、「島根県教員採用試験はいつあるの?」、「島根県教員採用試験の日程は?」と、いまいち試験の流れを把握できていないのではないでしょうか?
そこで本記事では、島根県教員採用試験の出願から最終合格までの日程を徹底解説していきます。
試験日程がわかれば、逆算して計画を組むことができるため効率よく勉強を進めることができます。
記事の後半では併願受験についても紹介しているので参考にしてみてください。
なお、実施結果を知りたい場合は「【過去最低の結果】島根県教員採用試験の倍率推移を教科別に解説!」でまとめています。
島根県教員採用試験の流れは?
効率よく勉強スケジュールを組むコツは大まかでいいので試験の流れを把握することです。

教員採用試験の日程は、例年同じであるため、まずは基本的な流れを紹介します。
4月頃に説明会があります。前年度の結果や変更点、今後の採用スケジュールなどを聞くことができます。
自治体によっては若手教員との対談や相談会をしていることもあるので積極的に情報収集しましょう。
4月~5月頃にその年の日程や採用人数、試験内容などをまとめた募集要項が公表されます。
最近は教育委員会のホームページ上からダウンロードする形式が多いので、気になる自治体をブックマークしておくといいでしょう。
募集要項が配布されたら受験申込受付がスタートします。
提出書類を確認して記入漏れのないように注意しましょう。最近はネット出願が主流となっています。
7月に一次試験が実施されます。
一次試験では、主に筆記試験が課されます。
一次試験合格者を対象に二次試験が実施されます。
二次試験では、主に面接試験が課されます。
採用候補者名簿の登録者(最終合格者)を対象に採用面談や健康診断などがあります。受験者の意思確認を行う場となっており、勤務地の希望などを聞かれることも。
これらの過程を経て、翌年の4月1日から勤務開始となります。
【令和5(2023年度)】島根県教員採用試験の日程を紹介
島根県教育委員会は2022年4月15日、令和5年度(2022年実施)島根県教員採用試験の日程を発表しました。
詳細は以下のとおり。
出願期間
2022年4月25日(月)〜5月27日(金)
申込方法は「インターネット申込」です。
一次試験の日程
2022年7月10日(日)
一次試験の合格発表
2022年7月27日(水)
- 筆記(①教職教養、②教科専門)、論述
- 一次試験の合格率は72.4%(令和4年度)
- 試験科目の多い教職教養の攻略がポイント!
二次試験の日程
2022年8月20日(土)〜28日(日)の期間で指定された日
二次試験(最終)の合格発表
2022年10月5日(水)
- 個人面接(模擬授業含む)、実技(一部教科)
- 二次試験の合格率は46.0%(令和4年度)
- 最終合否は二次試験の結果が最重視
島根県教員採用試験の日程 併願受験はしてもいいの?
結論からいえば、試験日が重なっていなければ自由に併願できます!
何としてでも教員になりたいので、出身地以外の採用試験を受験したいという人は多いはず。
同じ試験日になりやすい九州地域や関東地域を受験することはできませんが、試験日が違う地域であれば併願できます。

近畿地域や中国四国地域などの併願パターンが考えられます。
教員採用試験の併願は基本
近年の教員採用試験の併願率は高くなっています。
そのため併願せずに1つに絞って受験している人の方が少数派です。
過去の受験者たちの例を見ると、島根県の受験者は広島県や奈良県を併願している人が多いようです。
また、民間企業(私立学校など)との併願も可能です。
しかし、教員採用試験が始まる頃には選考が終わってしまっているところが多いので、「教採に落ちたから私立学校を受けよう」というのは難しいかもしれません。
なお、併願のメリットやデメリットを「教員採用試験の併願とは?メリットとデメリットを解説【日程を活用!】」で解説しているので参考にしてみてください。
面接では併願していることは言うべき?
面接では必ずといっていいぐらい「併願状況」を聞かれます。
この場合、正直に話すかどうか迷うと思うのですが、正直に答えて大丈夫です。
面接官も今までのパターンから何となく併願していることは知っていますが、必ず「第一志望です!」ということはアピールしてください。
- 日程が違えば、いくつかの自治体を受験できる
- 島根県志望者の併願先は「広島県」や「奈良県」が多い
- 併願はメリットしかないので積極的に活用しよう
島根県教員採用試験 日程から逆算してスケジュールを立てよう!
島根県教員採用試験の出願から最終合格までの流れを解説してきました。
効率よく勉強するには、試験日から逆算して計画を立てていく必要があります。
また、計画を立てておけば、合格には何が必要かを把握するだけではなく、必要ないものを捨てることもできます。
試験に落ちる人は、その日の気分でなんとなく勉強する傾向があるので注意が必要です。
しっかり日程を把握してスケジュールを考えていきましょう!
- 例年、7月に一次試験を実施。
- 試験日が重なっていなければ、いくつでも併願受験できる。二次試験日は重なることがあるので注意。
- 対策が難しいのは、「教養試験」と「個人面接」です。はやめに準備をはじめよう!