【難易度は?】東京都教員採用試験の内容と独学で受かる対策のコツ

いけだ
いけだ

東京都の教員を目指しているけど難易度は高いの?これから独学で対策をはじめるので試験について詳しく教えてほしいです。

このような悩みを解決できる記事を書きました!

✓本記事の内容

  • 東京都教員採用試験は何歳まで?受験資格を解説!
  • 東京都教員採用試験の流れは?日程を確認!
  • 東京都教員採用試験の合格率はどれくらい?
  • 東京都教員採用試験の内容と対策法は?
  • 独学で受かるには。

結論をいうと、(データ上は)東京都の難易度は平均より少し簡単です。令和3年度(2021年度)の合格率は36.1%で全国平均27.6%よりけっこう高いですね。まぁデータ上は・・・。

とはいえ、約3人に1人しか合格できないことを考えると、しっかり試験内容を把握して対策しないと合格は難しいです。また、問題レベルや面接の多さなどデータ以外の部分をみると、むしろ難易度は高いと思いますよ!

そこで今回は「独学で東京都教員採用試験に受かるまでのプロセス」を解説していきます。独学で「受かる人」「落ちる人」には決定的な差がありまして、それはしっかり試験を知っているかどうかです。

この記事を読めば、最新の試験情報や対策方法がわかりますよ!すぐに対策をはじめられるので参考にしてください。

東京都教員採用試験とは?受験資格を解説!

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教員採用試験とは公立学校の正教員(民間企業でいう正社員)を決める試験のことで、都道府県・政令指定都市の教育委員会が主導して選考を行っています。

受験資格は自治体によって異なります。まずは東京都の選考を受ける資格があるかどうかを確認してみましょう。

受験資格は主に3つ。

  • 年齢制限
  • 教員免許状の種類
  • 欠格事由

それぞれ解説します。

受験資格①:年齢制限

令和4年度(2022年度)は「昭和57年4月2日以降に生まれた人」が対象です。

全国の7割以上が年齢制限を実質撤廃(59歳まで受験可)しているので、東京都は少し厳しい傾向があります。

関連記事【都道府県一覧】教員採用試験の年齢制限は撤廃傾向?【40代でもOK】

福永
福永

特例選考の場合は「昭和37年4月2日~」が対象です。

受験資格②:教員免許状

志望する校種・教科の教員免許状を持っている(取得見込み)必要があります。

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令和4年度

教科によっては中学・高校の両方が必要な場合もあるので確認しておきましょう。合格後に免許を持っていない、取得できなかった場合は採用が取り消されます。

受験資格③:欠格事由

次に該当する場合は受験できません。

  • 禁固以上の刑に処せられた者
  • 教育職員免許法の処分を受けて3年未満の者
  • 東京都内の地方公共団体において懲戒免職を受けた者
  • 日本国憲法に反する政党、団体を結成、加入した者
  • 現在、東京都公立学校の正規教員として働いている者

あまり気にすることはないと思いますが、採用後に発覚した場合は合格が取り消されるので注意が必要です。

東京都教員採用試験の合格率(倍率)はどれくらい?

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続いて、東京都教員採用試験の実施状況を解説します。

令和3年度(2021年度)の合格率は36.1%で、前年度29.3%より高くなりました。

全国平均は27.6%だったので、全国的には簡単な部類に入ります。

過去10年間の合格率は次のとおり。

年度合格率
令和3年度36.1%
令和2年度29.3%
平成31年度31.5%
平成30年度21.0%
平成29年度19.7%
平成28年度18.5%
平成27年度19.1%
平成26年度14.5%
平成25年度15.7%
平成24年度19.9%
全校種の合計

合格率は高くなっているとはいえ、校種・教科によっては1桁%ってこともあります。試験内容を把握して、しっかり対策することが大切です。

なお、校種・教科ごとの結果を別記事でまとめているので参考にしてください。

関連記事【過去の推移】東京都教員採用試験の倍率を校種・教科別に徹底解説!

東京都教員採用試験の流れは?試験日程を解説!

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続いて受験の申込から最終合格までの流れ(令和4年度)を解説します。

出願(申込)

令和3年4月1日~5月7日

申込方法は東京都のホームページから専用の入力フォームを使って行います。スマホからは申し込めないので、パソコンを準備してください。

一次試験の日程

令和3年7月11日(日)

主に筆記試験を実施(内容は後述)。

一次試験の合格発表

令和3年8月6日

東京都のホームページと郵送で通知されます。

合格通知には二次試験の案内などが同封されているので必ず確認してください。

二次試験の日程

令和3年8月20日~22日

この期間の中で1日指定されます。また、実技試験のある校種・教科は令和3年9月12日にも試験がありますよ。

最終合格発表

令和3年10月22日

東京都のホームページと郵送で通知されます。

基本的に最終合格=採用と思ってOKです。

ただし、大学を卒業できなかったり、教員免許状が取得できなかったりした場合は採用が取り消されるので注意してください。

なお、東京都の一次試験は例年、神奈川県や千葉県などと同時に実施されるので併願ができません。

ですが、他の関西や東海地区とは日程が違うので併願する受験者は多いです。全国の試験日程は下記を参考にしてください。

関連記事【都道府県別】2022年度教員採用試験の日程を徹底解説【全国一覧】

東京都教員採用試験の対策はいつからすべき?試験内容を解説します

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今までの学力や経験によっても違うので一概には言えませんが、合格者からの話によると最終合格までに必要な勉強時間は500時間ほど必要です。これは1日3時間勉強するとして約160日(5.5カ月)かかります。

(令和4年度)東京都で実施される試験は次のとおり。

  • 教職教養
  • 専門教養
  • 論文
  • 集団面接
  • 個人面接
  • 実技試験

東京都の一次試験は7月第2日曜日にあるので、遅くてもお正月明けくらいからは本格的に対策をはじめたいところです。

とはいえ、何も知らないまま対策をはじめることは難しいですよね。そこでここからは主な試験の内容や傾向を解説していきます。

教職教養

項目内容
実施一次試験
試験時間60分
問題数25問
出題形式択一式
解答方法マークシート
出題分野教職教養

教職教養は一次試験に実施される筆記試験です。主に教員として必要な知識(学習指導要領や法令)に関する出題があります。

試験時間は60分で、問題数25問に解答。出題形式は択一式(5つの選択肢)で、正答番号をマークシートに記入します。

特徴は教職教養のみからの出題で、一般教養(国語や数学など)は出ていません。科目数が少ないので対策はしやすいです。しかし、出題の多くが「正しい選択肢を選ぶ出題方式」なので正解するには確かな知識が必要。

福永
福永

試験レベルは難しいです!解答方法が空欄補充だと文脈から予測できるので少し簡単なんですけどね。

出題傾向や過去問などは別記事でまとめているので確認してください。

関連記事【勉強法】東京都教員採用試験 教職教養攻略のコツ【過去問あり】

専門教養

項目内容
実施一次試験
試験時間60分
問題数科目によって異なる
出題方式択一式
解答方法マークシート

専門教養は志望する校種・教科に関する専門的知識を問う筆記試験です。

試験時間は全校種60分ですが、問題数は教科によって異なります(小学校53問、公民36問など)。出題方式は教職教養と同じく択一式で、正答番号をマークシートに記入。

注意点は教科によっては分野別基準点があることです。

令和4年度
分野別基準点とは

教科の各分野(例:小学校の国語分野や算数分野など)ごとに設けられた点数。1分野でも基準点を下回ると落ちます。

この基準点があるので合計点が高い受験者よりも低い受験者が受かっていることもあります。

福永
福永

明確な基準点は公表されていないけど、恐らく各分野3割が基準だと思います。(公務員試験を参考にすると)

バランスよく対策することが大切です。

専門教養の対策方法で役に立つ記事を紹介するので参考にしてください。

関連記事【3分で理解】教員採用試験 専門科目の勉強法を4ステップで解説

論文試験

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令和4年度の問題

こういったテーマに沿って、教育的課題や自分の考えを論理的に書く試験です。

項目内容
試験一次試験
試験時間70分
文字数1,050字以内
テーマ校種別

試験時間は70分で、900字~1,050字の範囲で書かなくてはいけません

テーマは校種によって決まっており、小学校は1題、その他校種は2題から1題を選択して論述します。

具体的なテーマやポイントを別記事で解説しているので参考にしてください。

関連記事【苦手な人必見】東京都教員採用の論文対策が難しい理由【過去問あり】

集団面接

項目内容
実施二次試験
内容討論
試験時間40分
受験者5人
面接官3人
テーマ事前発表

集団面接は二次試験に実施されます。

内容はテーマに沿って自分の意見を言ったあとに、受験者間で話合う試験です(討論)。

テーマは一次試験の合格通知に同封されており、当日1題を指定されます。どのテーマが指定されてもいいように準備しておきましょう。

具体的なテーマや流れは別記事で解説しているので参考にしてください。

関連記事東京都教員採用試験 集団面接のテーマを公開|内容に注意しよう!

個人面接

項目内容
実施二次試験
試験時間30分
面接官3人
面接カードあり(面接票)
その他単元指導計画の作成

個人面接は二次試験に実施されます。

面接は事前に提出する面接票(カード)や単元指導計画案に沿って質問されるので、時間をかけて内容を考えることが大切です。

過去の質問や傾向を別記事でまとめているので参考にしてください。

関連記事【面接票あり】東京都教員採用試験で聞かれる質問3パターンを徹底解説!

対策は傾向把握からはじめよう

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今回は東京都教員採用試験に受かるための手順と方法を解説してきました。

試験倍率は下がっているからといって難易度が下がっているわけではありません。むしろ、求められるものが増える分、難しくなっている可能性もあります。

最終合格までを見据えて勉強するなら最低でも500時間以上は対策できる環境を整えることが大切です。逆にあまり時間が取れないなら、しっかり試験傾向を把握して効率よく対策できればもっと少ない時間で合格することもできるはず。

試験対策におすすめの記事を書いているので、ぜひ参考にして対策してみてください。