
山口県の教員を目指しています。二次試験の面接はどんなことが聞かれるの?
面接対策をはじめようと思っても、いったい何を考えればいいかで悩む人は多いです。
面接対策の基本は「想定される質問をもとに回答を準備する」ことです。ここでは実際に質問のあった内容をまとめています。
- 面接試験の特徴
- 面接で質問される3項目
- 面接対策3ステップ
関連記事:【過去問】教員採用試験の面接で聞かれることは?質問内容を解説!
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山口県教員採用試験の面接試験とは?内容を徹底解説!

山口県の面接は二次試験に実施され、内容は個人面接(受験者1人と面接官4人)です。
試験時間
一人20分です。
試験時間が短いから不合格とか、反対に長いと受かりやすいみたいな相談をうけますが関係ありません。
しっかり回答していれば深く聞かなくてもわかりますし、もっと聞きたいと思われれば長くなりますよね。
評価方法
「教育に対する情熱・意欲」や「教育観」などの観点に沿って5段階で評価します。
5段階のうち下2つの評価がつくと不合格になるので注意が必要。
面接で評価が悪くなる原因を下記記事で解説しています。参考にしてください。
関連記事:【悲報】教員採用試験 面接の評価はなんとなくです【印象を磨け】
結果よりも行動した経緯が重要
面接ではコミュニケーションを通して受験者の人間性や教員としての適性を評価します。筆記試験で高得点が取れても教員としての適性があるかどうかわからないですよね。
コンピテンシー型面接って聞いたことありますか?
わかりやすく言えば、あなたの発言や面接カードの内容に深くツッコミを入れて、どんな行動をしてきたのかが知りたいってことです。
例えば、「サークル活動で部長をやった」という出来事に対して、
- 部長になった理由は?
- 部長をやってつらかったことは?それをどう乗り越えたの?
- 部長経験を教員にどう活かせる?
といった感じで深掘りしていき、受験者の思考力や行動パターンを探るんですね。
受験者のなかで差がでる
コンピテンシー型面接では、どの受験者にも同じような質問をされます。同じ質問でも経験してきた内容は違うので、幅広く受験者を評価できるんですね。
逆に考えれば、聞いて欲しい内容は自分で作るわけですから、しっかり事前準備をして臨めば攻略は可能。準備不足だと深く突っ込まれたときに回答できませんからね
【山口県教員採用試験】面接で聞かれる3つの質問

過去の質問内容をまとめると、山口県教員採用試験の個人面接では次の3観点から質問されることが多いです。
- 面接カードからの一般質問
- 教員(教職公務員)としての資質を見抜く質問
- 山口県教員としての適合性を判断する質問
簡単に解説します。
面接カードからの一般質問
事前に提出する面接カード(自己推薦書)から、面接官が気になった点を聞いてきます。

受験者によって質問内容は違う部分ですね!
ポイントは抽象的な部分を残すことです。「見たらわかる」ではなく、「見ても分からないから詳しく教えてくれる?」と面接官に思わせることが重要。
だからといって、文章構成がおかしかったり、そもそも読みにくかったりするとマイナス評価なので注意してください。
定番の質問
・あなたが教師を志望する理由は何ですか。
・あなたはどのような教師になりたいですか。
・今までに学んできたことは何ですか。それを教師としてどう活かしますか。
教員(教職公務員)としての資質を見抜く質問
面接カードに書いていない部分からも質問はあります。
- 失敗・挫折経験
- 集団での行動や結果
- 対人関係
などの教員・公務員としての資質や適性を見抜く質問は頻出です。
定番の質問
・教師間が連携して児童のコミュニケーション能力を高めるためにはどうすればいいですか。
・今までに失敗したことと、それを乗り越えた経験を教えてください。
・仲のいい友人はどれくらいいますか。また、その友人間であなたの立場は何ですか。
山口県教員としての適合性を判断する質問
教員の適性と同じような質問ですが、「山口県の教員として」活躍できるかも重要です。
山口県の求める教員像や教育施策などに関する質問のことです!
山口県の教育状況や施策などもホームページや県庁に行って把握しておくことが重要。
定番の質問
・なぜ山口県の教員を志望するのですか。
・山口県の教育でいい部分と悪い部分を教えてください。
・山口県の課題は何だと思いますか。
なお、下記記事でも頻出質問を紹介しているので参考にしてみてください。
関連記事:山口県教員採用試験の面接で聞かれた133個の質問内容
面接対策はどうやってやればいいの?

質問内容がわかっても対策しないことには合格できません。
とはいえ、どうやって対策すればいいか悩んでいるかもしれません。
そこで最低限やっておくべき対策方法を3ステップで紹介していきます。
- 自治体・自己分析
- 自己回答の準備
- 模擬面接の徹底
自治体・自己分析
最初にやることは仕事内容の把握や自治体の分析です。
なぜなら、何も分からないと「自分の経験や強みが教員としてどう活かせるのか」わからないからです。
今までの経験がどうして、その仕事の役に立つのか、子どものためになるのか論理的に発言しなくてはいけませんからね。
一度、教員の仕事や県の取組を勉強しなおしてみましょう。
自己回答の準備
続いて、質問に対する回答を準備していきましょう。
聞かれることに対して回答がなければ、面接の意味がないから。話す引出しが多いほど自信もつくので絶対にやっておくべき作業です。
ただ、考えた回答を丸暗記することはNGです。面接はコミュニケーションを図る場なので、ロボットみたいに話しても印象がよくありません。
面接官は本来のあなたが知りたいわけですからね。また、考えた回答は作るだけでなく、必ず誰かに伝える練習をしてください。

この練習が不足している人ほど評価は良くない傾向が強いです。
模擬面接の徹底
最後は模擬面接を通して練習しましょう。
どれだけ自分の中では話せていても、面接官に伝わらないと意味がないからです。
模擬面接をすれば良い点、悪い点が見えてくるので修正もできます。何もわからないまま対策することに意味があると思いますか?
少しの投資金が必要な場合もありますが、合格すればすぐに回収できます。もう1年勉強するよりもコスパはいいですよ。
この3ステップを繰り返すことが最低限の対策です。詳しくは下記記事でも解説しているので参考にしてください。
関連記事:【合格に必須】教員採用試験の面接対策はいつからすべき?始め方を徹底解説
二次重視だから面接対策をしっかりやろう!

「【難易度が高いのは?】山口県教員採用試験の倍率を教科別に解説!」によると山口県教員採用試験は二次重視の傾向が強いです。
筆記試験で点数が取れても、面接で評価がもらえないと最終合格はできません。
勉強ができる=コミュニケーションがとれるとはならないので、しっかり練習をして試験に臨むことが大切です。